出版社内容情報
開高健が愛した名言の意味や由来を解説!
「漂えど沈まず」「悠々として急げ」「毒蛇は急がない」「たとえ明日、世界が滅びるとしても、今日、あなたはリンゴの木を植える」「おだやかになることを学べ」「心に通ずる道は胃を通る」「心はアマ、腕はプロ」「釣りの話しをするときは両手を縛っておけ」「釣師と魚は濡れたがる」等々、開高健は数多くの名句、警句、冗句をその作品の中にちりばめている。開高健自身の名言名句もあれば、古今東西の偉人・賢人の名言、古書・名著に書き残された名句、世界各地の諺などに夜ごとせっせとヤスリをかけ、蒸留し、精錬し、開高流に表現しなおしてペン先から絞り出した名言名句もたくさんある。そんな開高健が書き残した名句、警句、冗句の中から約200句を選び、アイウエオ順にならべ、それぞれの意味や由来を新たな視点で解き明かした、かつてない「開高健辞典」である。
【編集担当からのおすすめ情報】
2013年5月31日から電子配信を開始する開高健電子全集(全20巻)の刊行を記念して緊急出版。この全集を楽しむための副読本にもなります。
開高健電子全集の詳細はこちら→http://ebook.shogakukan.co.jp/kaiko/
目次
第1部 開高健が愛した名句・警句・冗句(朝露の一滴にも天と地が映っている;明日、世界が滅びるとしても今日、あなたは…;“甘い”のが幼稚で、“ホロ苦い”のが幽雅…;哀れな開高です;生きた、書いた、ぶつかった ほか)
第2部 開高健が愛した「言葉」(阿堵物;雲古;戒語;海綿;仮死 ほか)
著者等紹介
滝田誠一郎[タキタセイイチロウ]
1955年東京都生まれ。青山学院大学法学部卒。ノンフィクション作家として各界各分野の人物を主人公にしたヒューマン・ドキュメンタリー作品を執筆する一方、ジャーナリストとして雇用問題、人事問題等をテーマにした人材・執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hirokikojima0721
10416
Haruka Fukuhara
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幸生