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出版社内容情報
大ブームの底流、日韓音楽交流史に迫る
東方神起、KARA、BIGBANG、少女時代……空前のK-POPブームに沸く日本。なぜ、日本でここまでK-POPが受け入れられたのか。そこには、K-POPの仕掛け人たちが若かりし頃、日本の歌謡曲に多大な影響を受けて来たという歴史がある。統治時代の反動から、戦後、韓国政府は国民に日本の音楽を聴くことを禁じたが、音楽は政治の壁を超え、いしだあゆみの『ブルー・ライト・ヨコハマ』にはじまり、五輪真弓、安全地帯、KUWATA BAND、中島美嘉……と90年代後半まで水面下で韓国人に親しまれてきた。
2PMを手掛けるトップ・プロデューサーのパク・ジニョン、人気作曲家キム・ヒョンソク、少女時代や東方神起を擁する韓国最大の芸能事務所SMエンタテインメント社長のイ・スマンなど、K-POPの仕掛け人たちが日本の音楽にどう影響を受け、それをK-POPにどう生かしていったのかを、当事者や音楽関係者の証言で紹介。日韓で活躍し両国の音楽界事情に詳しい著者ならではの視点で、K-POPの最新事情とその底流にある日韓音楽交流史に迫るノンフィクション。
内容説明
かつて日本に支配され、民謡『アリラン』までもが禁じられた朝鮮半島。その反動から解放後、日本の歌は封印された。しかし、音楽に自由を求める者がこぞって水面下で聴き、歌い継いだ曲がある。その日本の歌謡曲の数々を愛したアーティストたちが、実は現在のK‐POPブームを支えていた―。圧倒的なパフォーマンスで日本人を魅了するK‐POPスター。そのパワーの淵源を辿る。
目次
記憶の彼方から
BIGBANGとブルー・ライト・ヨコハマ
スキップ・ビートat 2PM
KARAのミスターを探して
百年目のARIRANG
リ・イマジネーションの季節
『冬のソナタ』と『雪の華』
少女の時代がやってきた
虹と野獣
真夏の夜のK‐POPドリーム
K‐POP身世打鈴(シンセタリョン)
軍事境界線に降る雨(ピ)は
K‐POP大御所の告白
賑やかな宴の後で
著者等紹介
田月仙[チョンウォルソン]
声楽家。東京生まれ。桐朋学園大学短期大学部芸術科、同研究科卒業。世界の舞台でオペラやコンサートに出演する一方、日韓文化交流の第一人者として活躍。1985年平壌公演では金日成主席の前で歌い、1994年のソウル定都六百年記念オペラ『カルメン』主演で初の南北公演を実現。2002年ワールドカップ記念小泉純一郎内閣総理大臣主催・金大中韓国大統領歓迎公演にて独唱、日本・韓国・北朝鮮の首脳の前で独唱した唯一の歌手。2007年より、リサイタルシリーズ「海峡のアリア」を継続している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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寺基千里