内容説明
目を見張り耳を疑う人間ドラマ、ホントの喜怒哀楽は裁判所にあり。
目次
1 KYな被告たち(反省の言葉は…「人を殺します」;別れで彼氏が“嫌がらせメール連発男”に!? ほか)
2 トンデモ事件の被告たち(男はなぜパンツ一丁で郵便局に押し入ったのか;スッチーを拉致監禁、犯人の正体は!? ほか)
3 哀しき被告たち(暴れるアメリカ人の首を絞め、死なせたDJの素顔;51歳ミラーマンの哀しい事情 ほか)
4 イマドキすぎる被告たち(岡田有希子のために犯行予告!?;16歳の少女2人と乱交プレイ…男のホンネは? ほか)
5 言い訳ばかりの被告たち(“ミナミの帝王”が女性検事に叱られて…;チャリンコ泥オバチャンに懲役1年6月求刑!? ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たろう
6
刑事事件の裁判傍聴録。犯罪を犯す理由も内容も多種多様で興味深かった。ただ、実際に起こった事件なだけにあまりに茶化すような表現は…と感じました。2012/03/26
seichan
4
裁判員制度の開始前に出版された(2008年)、新聞記者による裁判傍聴記。刑事裁判だけども強盗殺人とかの重大犯罪とかでなく、ストーカー、痴漢、横領、違法ドラッグ使用、掲示板書き込み、児童買春などなど、人間のみみっちさやしょーもなさを感じる身近な犯罪ばかり。殊勝に振る舞う被告あり、逆ギレする被告あり、訥々と説諭する裁判官あり……。ドラマでは派手で深刻な裁判シーンが続出するが、こういうシンプルでルーティンだけど味のある裁判記に触れると、裁判もヨノナカの諸相のひとつなのだなぁくらいに思えてくる。2016/07/01
あお☆
3
ネットで読んでいたエピソードもちょこちょこ出てきていた。読後感が「裁判官の爆笑お言葉集」を連想させる。どちらも素材はいいが短くまとめようとするあまり?結果として表面的でどっち付かずになっていて、読んでいる途中で飽きてくるということ。本来深刻な内容なのにノーテンキなイラストがついているのが、読みやすく・取っつきやすくするためのアイデアなんだろうけど、私はあのイラストが気に障りました。2009/03/09
れじーな
2
産経のニュースサイトで毎回チェックしていていましたが、まさかこんな愉快なタイトルで出版されるとは思いませんでした。サイトで読んだものもありましたが、読んでいなかったものもあり、どれも興味深く読めました。書き手の主観がちらほら覗くくせに、なるべく客観的に捕らえようとする姿勢が他の傍聴物には無くて、おかしかったです。2009/01/13
文月カイ
2
他の傍聴記は傍聴趣味の個人のものが多いのに対して、お仕事で傍聴してる記者の目からの傍聴記。視点が割と客観的であまり一方に感情移入したりしないので、娯楽読物的な面白さには欠けるか?2009/10/17