内容説明
「東京裁判」を全否定したパール判事の真の思想とは。極東国際軍事裁判で唯一「日本無罪」を主張したパール判事。1952年来日時の講演録、論文、滞日同行記をまとめた幻の書を復刊。
目次
第1部 アジアの良心―滞日同行記(田中正明)(パール博士の日本日記(真理喪失;アジアの流れに;法は一つ;不服従;パール地蔵;妻とともに;亡命の追想;紅い絨毯;恐怖なき心;仏心開眼;結婚の誓い;原爆の懺悔;戦犯家族;日本は私の恋人))
第2部 世界に告ぐ―講演録(世界に告ぐ―広島にて、世界連邦アジア会議における提言;再軍備、是か非か―東京大学における講演;平和への志向‐ガンジーの教養―早稲田大学における講演;戦犯釈放の法的根拠―唐協弁護士会館において;日本の法律家にあたう―大阪弁護士会館において;不公正の犠牲者 BC戦犯諸君に―巣鴨拘置所における講演要旨;仏陀のこころに生きる―法政大学における講演)
第3部 真理と平和―論文・評論集(サンフランシスコ条約の意味するもの;平和の仮面を剥ぐ;中共の細菌戦摘発問題;西欧文明と日本;日本・インド・中国の提携へ;世界に必要な宗教;アジア民族主義の思想的基調)
著者等紹介
パール,ラダビノード[パール,ラダビノード][Parl,Radhabinod]
1886年インド・ベンガル地方出身。カルカッタ大学理学部、法学部を卒業後、同大学法学部教授を経て、1941年カルカッタ高等裁判所判事、44年カルカッタ大学副学長、46年インド代表として極東国際軍事裁判判事に就任。裁判終了後、国連国際法委員会委員、同委員会委員長等を歴任。67年死去
田中正明[タナカマサアキ]
1911(明治44)年長野県出身。旧制飯田中学卒、興亜学塾に学ぶ。大亜細亜協会、興亜同盟にてアジア解放運動に従事。戦後、「南信時事新聞」編集長を経て、世界連邦建設同盟事務局長、国際平和協会専務理事等を歴任。2006年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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