出版社内容情報
本当の皇室危機は「女系天皇」を認めた時から始まる
曽祖母は明治天皇の第六皇女昌子内親王。祖父はスポーツの宮様として知られた竹田恒徳。祖母は三条実美の孫娘。著者は、明治天皇の玄孫として、旧皇族・竹田家に生まれた。本書は、自ら生い立ちに始まり、祖父から教えられたこと、さらには、皇室が2000年以上の長きにわたって存続してきた理由についての歴史を繙き、天皇家の血のスペアとして宮家が果たしてきた役割を浮き彫りにする。その上で現在、話題を集める皇位継承問題について、「男系維持」を強く主張する。旧皇族家出身の立場を充分に自覚し、その覚悟のほども吐露する問題の書。
若き末裔が初めて明かす「皇室が2000年続いた理由」
内容説明
2000年以上続いた皇室の歴史の中で、3回あった皇統断絶の危機。しかし、それらのいずれも傍系の男性皇族が即位して皇統を繁いできた。旧皇族・竹田家出身の著者が、皇室の歴史、自身の覚悟を綴る。
目次
序章 竹田家に生まれて
第1章 万世一系の危機
第2章 戦争と皇族
第3章 終戦と皇族
第4章 占領下の皇族
終章 雲の上、雲の下
著者等紹介
竹田恒泰[タケダツネヤス]
昭和50年、東京生まれ。旧皇族・竹田家に生まれる。慶応義塾大学法学部法律学科卒。財団法人ロングステイ財団専務理事。孝明天皇研究家。明治天皇の玄孫にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ロア
17
小学生にLGBTQだのなんだの教え込んでる暇があるんだったら、例えばこの本を読ませるとかした方が千兆倍有意義。日本人として正しく誇りを持てるような文化や歴史を学ばせる方が先でしょ。2023/06/15
matsu04
11
父親が旧皇族出身という竹田恒泰の人となりが分かったような気もする。10年前にこのような本を真面目にまとめていたとは少々意外。2015/02/10
謙信公
10
男系男子を天皇に擁立して3回の皇位継承危機を乗り越えて二千年続く万世一系を守ってきた皇族の意義や開戦、終戦、占領期での「天皇の藩屏」としての皇族方の活躍、GHQよる皇籍離脱とその後の人生について詳しく述べられている。天皇と皇族はいつの時代も国家百年の計を抱いておられ、その生き様には魅力がある。女系、女性天皇が議論される中、男系を守ることが唯一絶対の存在であることを忘れてはならない。加藤進宮内次官が「かつての皇族」が将来皇位につく道が残されていると述べたように、旧宮家の皇族復帰が最良の方法と思えてならない。2019/08/07
Nobuchika Hotta
7
皇統は万世一系を保つため、世襲親王家と側室制度によって、神武以来二千年以上男系による継承を続けてきた。日本が世界に誇るべきは、伝統に裏打ちされた文化であり、小さくとも尊敬される国家を目指すべきである。 側室制度を復活させることは現実的ではないのだから、検討するべきは世襲親王家の復活である。 過去3回皇統の危機があった。最も古い危機は第26代継体天皇。次は102代後花園天皇、3回目は119代光格天皇。いずれも男系男子を迎えている。 女性宮家の問題が議論される現在、歴史を知るため読むべき一冊であると思う。2012/03/05
恵美
5
二千年もの間守られてきた、皇統の男系男子敬承を軽々しく変えるべきではない。皇族が足りなくなるなら旧宮家から養子を迎えればいい。2018/08/25