出版社内容情報
善悪の基準がわかるようになるトレーニングブック
善い戦争・悪い戦争の区別はできるのか? 安楽死合法化はなぜいけない? 自由意志の援交(売買春)は合法化してもよいか? 商業捕鯨禁止は正当か? 若者の集団自殺は悪か? 等々、一体、今の世の中、何が正しくて何が悪か??? 現代社会特有の難問難題に即して、応用倫理学の権威と気鋭16人が「正しく考えるチカラ」体得法を伝授。
内容説明
何が善で、何が悪か?現代社会の難問を解く根源的な智恵と思考法を体得できるQ&A教科書。
目次
1 “良識”の力を取り戻す基本キーワード・ドリル(人権とは―死刑廃止、是か非か?;自己決定権とは―自殺はなぜ悪い?;正義とは―“善い戦争”“悪い戦争”の区別はできるか? ほか)
2 現代の大激論テーマに斬り込むYES or NO?倫理力強化ドリル(安楽死は合法化されてよい;不倫は家庭を壊さなければ非難に値しない;商業捕鯨禁止は正当か ほか)
3 オピニオンリーダーをめざす倫理力応用ドリル(天下の暴論or正論?環境ファシズム政策採用やむなし;天下の暴論or正論?「売買春」は合法化されてよい;天下の暴論or正論?ボクシングは禁止すべし ほか)
著者等紹介
加藤尚武[カトウヒサタケ]
鳥取環境大学学長、京都大学名誉教授。千葉大学教授、京都大学教授などを経て現職。1937年東京都生まれ、東京大学文学部哲学科卒。1993年『哲学の使命』(未来社)で和辻哲郎文化賞受賞。我が国における生命倫理学、環境倫理学、応用倫理学のパイオニアとして、後進育成に当たると同時に、応用倫理学的アプローチを善き国民世論形成手段として洗練させることにも意を砕く
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