出版社内容情報
スコットランド（アイルランドも含む）でつくられたスコッチの原酒シングルモルト119種類、全113蒸留所の味とデータ、その歴史とエピソードをスコットランドの風土とともにオールカラーで完全紹介。
スコッチの約9割はトウモロコシ等を素材にしたクセのないグレインウィスキーに、モルトウィスキー（シングルモルト）と呼ばれるスコットランドの地酒・原酒を混ぜたブレンデッド・ウィスキーである。ブレンデッドはマイルドで飲みやすい分、味の違いはそれほど顕著には認めにくい。 一方、モルトウィスキーは、グレインをブレンドしない分、味の個性がきわだち、舌の上で爆発するような辛いものからハチミツのように甘いものまで実に豊かな味のバリエーションを持っている。素材から熟成年まで厳しい管理を義務づけられ、製法は限りなく手づくりに近く、伝統の味を今に伝える貴重なシングルモルトはしかし、その稀少さと高価さで一部の熱烈な愛好家以外、手にできない酒であった。ところが近年これらのモルトは急速に入手しやすくなり、ひそかなブームを呼んでいる。 本書は、ウィスキーの原点ともいえるシングルモルト119銘柄、全113蒸留所の歴史とエピソードを、スコットランドの風土とともにオールカラーで完全紹介した、本邦初のガイドブックである。全蒸留所にテイスティングノートと住所、見学施設等のデータも付し、モルトの製法や美味しい飲み方、用語解説はもちろん、地図・索引等の付録
内容説明
１１３におよぶ全スコッチ・シングルモルトの蒸留所を、ボトル・風景などの豊富な写真と詳細な解説で紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lunarFarside
5
シングルモルトの解説書としては有名なので以前から欲しかった本。たまたま古本まつりのときに見つかり安く手に入ったのは有難かった。1995年刊行で改訂版や新たにシングルモルトウイスキー大全として刊行されてもいるが、古いが故に今では閉鎖した蒸留所やその当時のボトルについて取り扱いがあるのでその点でも有用。まあ、新しい版の方も欲しいのですが。2011/11/13
恵
2
図書館本。丁寧に書かれており、ラベルや蒸留所の風景も写真で確認出来るし、そのウイスキーの特色なども分かりやすくて益々興味が深まりました。まだしっかり読み込みたいので、手元に置きたいですね。2019/09/21
再び読書
0
モルトの種類だけでなく､どのブレンデット・ウィスキーに使われているかまで記載してくれているマニア垂涎の本なのです｡
