アルプス席の母

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アルプス席の母

  • 早見 和真【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 小学館(2024/03発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 354p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093867139
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

まったく新しい高校野球小説が、開幕する。

秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢は叶うのか!?
補欠球児の青春を描いたデビュー作『ひゃくはち』から15年。主人公は選手から母親に変わっても、描かれるのは生きることの屈託と大いなる人生賛歌! かつて誰も読んだことのない著者渾身の高校野球小説が開幕する。


【編集担当からのおすすめ情報】
「この物語に救われる球児の母親がどれだけいることか。全母親が落涙必至」
吉田伸子さん(書評家)
など、事前に読んでくださった全国の書店員さんからも熱いメッセージが寄せられています。

内容説明

デビュー作『ひゃくはち』以来となる著者渾身の、まったく新しい高校野球小説!母親たちの熱闘甲子園!

著者等紹介

早見和真[ハヤミカズマサ]
1977年神奈川県生まれ。2008年『ひゃくはち』で作家デビュー。2015年『イノセント・デイズ』で日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞。2020年『店長がバカすぎて』で本屋大賞ノミネート、同年『ザ・ロイヤルファミリー』で山本周五郎賞とJRA賞馬事文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiace9000

137
もしも野球に限らず、似た経験のある母親であれば、冒頭の「伝令のシーン」で早々に涙腺崩壊必定。野球に限らず、スポーツに賭ける子を持つ親が感じる不安、葛藤、苦しみ、挫折、期待、歓喜…それだけでなく、部活や父母会、監督らに感じる不満、違和感、理不尽、怒りや遠慮、そして感謝…等々、複雑過ぎて絡まる"アルプス席の母の思い"を一本の物語に紡いだ今作。高校野球本場・大阪をアクセントにした、「子を持つ親」の成長譚である。ともあれ、母親にとって息子とは、分身ではなくもはや自分の一部。掛け値なしの"おかん"の愛に涙なのだ。2024/04/21

おしゃべりメガネ

115
野球小説にして、なかなか斬新な作品でした。ありそうでなかったと思われる球児目線ではなく、まさかの親(母親)目線の作品とは。高校野球にて誰もが憧れる甲子園を目指し、新設近い強豪校に進んだ「航太郎」を見守る看護師でシングルマザーの「奈々子」。住み慣れた神奈川を離れ、母子揃って関西へ移り、新たな生活のスタートとなります。作品前半の球児の親たちによる父母会でのあれこれがリアルで、なかなかシリアスでもありました。後半はしっかりと高校野球小説の醍醐味を味あわせてくれたので良かったです。高校野球球児の親って大変ですね。2024/04/17

ナミのママ

100
え、何、この面倒くさい人間関係、嘘でしょ。イライラしながら読み始めた前半。主人公は甲子園を目指す球児の母だ。湘南シニアリーグで活躍した航太郎は大阪の新設野球部監督からスカウトされ高校進学し寮に入る。シングルマザーで看護師の母・菜々子も息子の近くへと大阪に移住する。知らない土地、関西と関東の違い、野球部の父母会への戸惑い。菜々子の困惑に頷き、その煩わしさに絶句する。だが次第に航太郎の成長と菜々子の周囲は変化し、物語に引き込まれていく。最後はポッと心が暖かくなり、未来にもつながる素敵な作品だった2024/03/28

みかん🍊

92
高校野球小説だが球児や監督ではなく母親の目線からの物語、シングルの看護師菜々子は一人息子航太郎が大阪の新興強豪校に入学し入寮したのを機に大阪で職に変え一緒に甲子園を目指し応援する、慣れない人との距離が半歩近い大阪で保護者会の役員になり人間関係にも奮闘する、親同志や監督との関係、我が子にはレギュラーになって活躍して欲しい、チームに甲子園の土を踏ませてあげたい、逞しく育っていく息子と子離れし難い母親、アルプス席の母にいいところを見せたかったと息子からの感謝、母からの愛が溢れた作品でした。2024/04/24

のぶ

86
面白くて夢中で読んだ。大きな感動の読後感を持つ事ができた。甲子園を目指す高校球児、秋山航太郎と母、菜々子の物語。前半は保護者目線の描写が多く、裏側の部分がクローズアップされていた印象。高校からのスカウトの方法や入学後の保護者のルールなど、実際にこんな事が行われているのかなと嫌悪感を持ちながらも、好奇な視点で読んでいった。でも、後半は子どもたちの屈託ない野球少年っぷりが全開で、一気に気持ちよく読む事ができた。航太郎の栄光と挫折がよく描かれていて、それを支える菜々子の心境もとても素晴らしい作品だった。2024/04/21

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