タスキ彼方

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タスキ彼方

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093867085
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

戦時下と現代の熱い駅伝魂を描く感涙小説

ボストンマラソンの会場で、とある選手から古びたボロボロの日記を受け取った新米駅伝監督・成竹と学生ナンバーワンランナー神原。それは、戦時下に箱根駅伝開催に尽力したとある大学生の日記だった。その日記から過去を覗いた二人が思い知ったのは、美談でも爽やかな青春でもない、戦中戦後の彼らの壮絶な軌跡。そこには「どうしても、箱根駅伝を走ってから死にたい」という切実で一途な学生達の想いが溢れていた。
現代の「当たり前」は昔の人々が死ぬ気で勝ちとってきた想いの積み重ねと知った彼らは・・・・・・・。そして、戦時下の駅伝を調べ、追う彼らに起きた、信じられないような奇跡とは。
先人達の熱い想いが襷として繋がり、、2024年、第100回箱根駅伝は開催される。
熱涙間違いなしの青春スポーツ小説、最高傑作です。

【編集担当からのおすすめ情報】
いち駅伝ファンとして2024年1月の第100回箱根駅伝を盛り上げたい、との一方的な熱い想いからこの企画は生まれました。毎年溢れる感動を与えてくれる駅伝。戦時下に『幻の箱根駅伝』と呼ばれる大会があったことは知っていました。今回そこにスポットを当てた文芸作品に仕上げていただきたい、とお願いしたところ、駅伝愛に溢れる額賀澪さんからこんなにも素敵な原稿が上がってきました。著者・額賀澪さんの駅伝ベストセラー小説『タスキメシ』シリーズでも、多くの駅伝関係者を唸らせたリアルな競技描写と心理風景は今回も健在です。その上で、史実に基づいた取材と調査を重ねた本作品。
何度涙腺が崩壊したことか。読後は感動のあまりしばらく現実世界に戻ってこられませんでした。青春スポーツ小説史上に残る大傑作だと思います。
駅伝好き、スポーツ好きに限らず一人でも多くの方に届けたい作品です。
重いテーマを扱いながらも読後に残る爽快感は、額賀作品の魅力です。

内容説明

ボストンマラソンの会場で、偶然古びた日記を受け取った新米駅伝監督・成竹と学生ナンバーワンランナー神原。それは、戦時下に箱根駅伝開催に尽力したとある大学生の日記だった。過去を覗いた二人が思い知ったのは、美談でも爽やかな青春でもない、戦中戦後の彼らの壮絶な軌跡。そこには、「どうしても、箱根駅伝を走ってから死にたい」という切実で一途な学生達の想いが溢れていた。現代の「当たり前」は昔の人々が死ぬ気で勝ちとってきた大会と知った彼らは…。そして、戦時下の駅伝を調べる彼らに起きた、信じられないような奇跡とは。先人達の熱い想いが積み重なり、第100回箱根駅伝は開催される。戦中に開催された「幻の箱根駅伝」と「最後の箱根駅伝」、そして戦後の「復活の箱根駅伝」。箱根を走ることに命を賭けて挑み散っていった青年達の熱い想い、青春を令和の現代と交錯させて描く。

著者等紹介

額賀澪[ヌカガミオ]
1990年茨城県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業後、広告代理店に勤務。2015年に『屋上のウインドノーツ』(「ウインドノーツ」を改題)で第22回松本清張賞を、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞。2016年に『タスキメシ』が第62回青少年読書感想文全国コンクール高等学校部門課題図書に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

246
額賀 澪、5作目です。本来であれば、箱根駅伝第100回記念大会開催迄に読みたかったのですが、図書館の予約のタイミングで、この時期になってしまいました。本書は、戦時下と令和の熱い「駅伝魂」を描く至高の青春スポーツ譚でした。愚かな人類は、何時になったら戦争禁止条約を締結できるのでしょうか❓ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002403.000013640.html2024/02/10

hiace9000

152
額賀タスキシリーズ集大成の本作、第100回大会を観終え、深い感動と共に今読了。1920年に始まり2回5年だけ途絶えた箱根駅伝。先人達が開催にかけた思い、「死ぬために靖国に向けて」箱根を駆けた戦時下の学生達、「それぞれの夢に向けて」箱根を駆けた今年の学生達。彼らが時代を越え、これまで繋いだ自校と箱根の『タスキ』の本質と真の重みに深く感じ入る。『箱根駅伝ガイド』と『あまこま』も手元で開きつつ、本作がいかに丹念に史実を辿り、迫真の走路描写を成したかに瞠目結舌。"箱根から世界へ"の響きは、感涙の読後確実に変わる。2024/01/03

ちょろこ

145
戦争と駅伝の一冊。泣かずにいられようか。走ってから死にたい、ただそれだけの想いに。昭和と令和を結びながら、ゴールが靖国神社だった幻の箱根駅伝を描いた物語は戦争という時代に抗えない苦しみ、消えない心の灯火が終始、涙となり溢れた。忍び寄る戦禍、1区を走ったその足での有無をいわせずの入営に胸が詰まり、改めて戦争が奪った時間の重みを感じずにはいられない。終盤は時を超えたタスキを思い、勢いが増す涙。当たり前を享受できることがどれだけ幸せなことか。先を生きた人達から今を生きる者に託されたタスキを考えずにはいられない。2024/02/20

モルク

142
箱根駅伝、戦時中と今年第百回記念大会の話が交差する。パリ五輪を目指す学生と監督がボストンマラソンの際に託された古い日記。それは戦時中に箱根駅伝を開催しようと奔走した学生のものだった。戦況が逼迫し大学生も卒業を早めたり、ついには学徒出陣という形で召集されていった。「箱根駅伝を走ってから死にたい」という想いに関東学連の世良らが応えようと尽力する。戦死を意味する「靖国で会おう」という言葉も重い。駅伝への、襷への熱き思い、それが令和に繋がる。感動と涙、その感動をうまく言葉に表せないのがもどかしい。いつかは沿道で…2024/02/15

ナミのママ

128
〈この箱根駅伝が終わったら、戦争だから〉最後の思い出として走った若者たちがいた。戦時下で箱根駅伝が中止となった時、走ること、駅伝を開催すること、あらゆる形で奔走した若者たち。彼らはこれが終わった後に戦地に出向いた。駅伝にはタスキがあり、それをつなぐことで人がつながってゆく。第100回を迎えた箱根駅伝。100回の意味は重く、哀しみと喜びが折り重なっている。子供の頃、お正月は箱根小涌園で迎えていたので、館内放送とともに渡された旗を持ち沿道に出た。自分の記憶と重なり深く心を打つ作品。2024/01/12

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