ピアノマン―雪祈の物語

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ピアノマン―雪祈の物語

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093866767
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『BLUE GIANT』もうひとつの物語

沢辺雪祈は、言葉を覚えるより先に音を覚えた――。
幼い頃、音が「色」に見えた少年は、やがてジャズの魅力に取り憑かれ、運命の仲間たちと出逢う。目指すは日本一のジャズクラブ「ソーブルー」での10代トリオ単独公演!
ただ真っ直ぐに、ただただ真摯にピアノと向き合い続ける青年は、夢の舞台で磨き上げたソロを響かせ、喝采を博すことができるのか!?
大人気コミックのストーリーディレクターが魂を込めて書き下ろすフルボリューム音楽小説!!
漫画でも映画でも描かれなかった『BLUE GIANT』もうひとつの物語。

内容説明

沢辺雪祈は、言葉を覚えるより先に音を覚えた―。幼い頃、音が「色」に見えた少年は、やがてジャズの魅力に取り憑かれ、運命の仲間たちと出逢う。目指すは日本一のジャズクラブ「ソーブルー」での10代トリオ単独公演!繊細に強気に真摯に―ピアノと仲間に向き合い続ける青年は、夢の舞台で磨き上げたソロを響かせることができるのか!?

著者等紹介

南波永人[ナンバエイト]
漫画原作者・編集者・脚本家。「BLUE GIANT」の誕生から石塚真一氏と二人三脚で作品を世に送り出してきた。NUMBER 8名義で「BLUE GIANT SUPREME」「BLUE GIANT EXPLORER」のストーリーディレクター、他「風の槍」「ABURA」の漫画作品の原作を務める。映画「BLUE GIANT」では脚本を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ウッディ

85
ジャズに魅せられ、世界一のジャズプレイヤーになるという野望を抱き上京したサックス奏者・宮本大を主人公にした漫画「BLUE GIANT」を、ピアニスト・沢辺雪祈の視点から描いた物語。音楽に色がついているように感じた幼少期、ジャズと出会い、テクニックを磨き、それでもインプロを演奏できない自分に悩む、そんな雪祈の繊細さと情熱が、映画のストーリーに忠実に、けれど深く描かれていました。大と玉田との友情、不運な事故と伝説となったラストライブ、結末は知っているのに、後半は涙が止まらなかった。とっても面白かった。2023/11/06

はつばあば

53
ピアニストじゃなくピアノマン??と思いつつずっと積んでいたこの本をやっと読了。いやいやもっと早く読んでいてもよかった作品と後悔してるんです。私が中学の頃ビートルズが来日。ジャズとは縁のない生活を送ってきたのでどんなのかわかりませんが、凄く大君や玉田君、雪祈君の音が聞こえてきそうでした。何事にも努力は必要ですが・・念願のライブ前に怪我だなんて・・。今日の夕刊に目をやれば気軽にライブと見出しが。この本の元本の紹介も含まれていてコミックの「BLUE GIANT」からアニメになっているそうです ね。観たいなぁ2024/05/08

いわし

47
僕は「BLUE GIANT」に出てくる人たちの中で沢辺雪祈がいちばん好きだ。左手だけで圧倒的な技量を見せつけるその傲慢さに痺れる。なんて格好良いんだろうと思う。大が太陽なら雪祈は月だって思ってた。だけど、彼の葛藤に、内に秘めた熱い感情に、涙を止めることができない。ソーブルーへの憧れと、大と玉田への想い。最高のトリオの、最高のソロ。誰よりもプライドが高くて、あるいは誰より臆病で、もしかしたら誰よりも優しいピアニスト。宮本大を描くには漫画表現がぴったりであるように、繊細な雪祈を描くには小説表現が良く似合う。2024/04/11

すしな

45
037-24.BLUE GIANTを知らずに読み始めたんですけど、本編の”大”のストーリーの方の東京編では、雪折はいけすかないキャラだったんですね。本作は雪折が主人公なので、幼少期のピアノの先生のお母さんとの思い出とか、高校の親友の話があるので、雪折に共感しながらの読み進められました。またJASSのメンバーを含めたそれぞれの人物が後日談を語る形で当時を振り返りつつ、その後の出来事や今の雪折の状況を匂わせます。なかなかスリリングな展開だったりしましたが、BLUE GIANTを知らなくても楽しめました。2024/04/15

hiro

45
この1か月の間に、『EXPLORER 9』、映画、『MOMENTUM 1』と“BLUE GIANT”を満喫してきた。その中でもボストンでの雪祈と大の再会と映画を観たことで、雪祈の「ソーブルー」の後を知りたくなり、『ピアノマン』という題名にも引かれてこの本を読んだ。しかし、あの後から再会までの話ではなく、雪祈目線での「ソーブルー」までの話であった。さらに期待していた恩田さんの小説『蜜蜂と遠雷』のように文章から音が聴こえてくるような音楽表現にも出会えなかったのは残念だった。東京から松本への帰りの新幹線って??2024/04/08

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