さんず

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さんず

  • 降田 天【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 小学館(2022/06発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093866507
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

さんずが死にきれない者の背中に忍び寄る

彼らは三途の川の渡し守ーーー
自殺幇助業者<さんず>が死にきれない者たちの背中にそっと忍び寄る。第13回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家・降田天が描く限界突破ミステリー。生きづらさを抱える人々の背景にある壮絶なドラマを抉り出す。
(ストーリー)
<さんず>の専用ホームページに出てくる二つのコース、「よりそいプラン」と「もろともプラン」。申し込みの際、いずれかのプランを選ぶと<さんず>に導かれ、思いがけない結末へと誘われる。
●店長のパワハラ・セクハラに心を壊されたコンビニ店員の末路は●刑務所に収監されている男を思い続ける女の選んだ道は●ある富豪から蝶のコレクションの譲渡先を見つけて欲しいと依頼が入り・・・●さびれた居酒屋店主が借金を苦に・・・・●赴任先の学校で、上司の玩具にされた女性教師が追い詰められて・・・・連作短編全5篇。
死を望む者の最後の砦<さんず>を通して、生きることの意味を問う。

【編集担当からのおすすめ情報】
「このミス」大賞受賞、推理作家協会賞受賞など数々の受賞歴で大注目の作家・降田天氏が満を持して世に送り出す限界突破ミステリー。数々のミステリー作品を発表してきた降田氏が、今回テーマに掲げたのは「自ら死を望む人」。冒頭からちりばめられた伏線と最終話で明かされる<さんず>の真実。読み出したら止まらないこと必至!是非ご覧ください。

内容説明

あなたの自死を見届ける“よりそいプラン”。あなたの自死を物理的にお手伝いする“もろともプラン”。お申し込みの際にいずれかをお選びください。QRコードにスマホをかざすとたどり着く“さんず”のホームページ。死にたいと願う人々が“さんず”の導きで、どのような結末にいきつくのか。生きづらさを抱えた人々の人生が交錯する5篇の連作短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

132
自殺を思いきれない人にどこからかまいこむ裏面にQRコードがあるだけの1枚の白いカード。それを読み込むと自殺幇助会社「さんず」の自死を見届ける「よりそいプラン」と自死を物理的に手伝う「もろともプラン」があらわれる。なぜ自殺したい人にカードが届くのか、そして担当社員の若くて軽めのスガと寡黙で気むずかしげなカトウの二人と謎の女社長。問題、生きづらさを感じている5人の連作短編集だが最終話で趣が変わる。衝撃の事実も…。でも全員よりそいプラン、だからこそ先に何か希望が見えるものだったのかも。2022/09/11

とん大西

132
巧妙などんでん返しもあって面白いですが、読んでるとやっぱり鬱々とします。自殺幇助業「さんず」。必殺仕事人の斜め45度ぐらいに位置するようなわかりやすくドラマ向きなコンセプト。生きているのが辛い。死にきれないあなたに寄り添い、導く…。隠していた己れの胸の裡とも対峙せずにいられない忌わの際。それに耐えられるなら、明日という萌芽も見出だせるはず。ん~救いがあるのかどうなのか、複雑な読み味。如何なもんだろか。2022/09/10

タイ子

110
降田作品は満足してきたんだけど、今回はちょっと合わなかったかも。自殺したいけどなかなかふんぎりがつかない。そこに現れるのが白髪の老婦人。名刺にQRコード、行き着く先はさんずという名も知らぬホームページ。そして現れる2人組の男たち。依頼人として接する男たちが炙り出す人生最後の願い。三途の川の渡し守、水先案内人の先に何が待っているのか。依頼人が辿り着く先にあるのは未来か、絶望か。どうせなら必殺仕事人ばりに悪いヤツに成敗を!みたいな感じだったら好きなんだけどな。道徳的には賛同しかねる作品、どよ~んとする読後。2022/08/05

えみ

97
自殺幇助業者が請け負う5つの「死にたい」依頼は、逆に言えば「生きる理由」を探すことになるのだろう。現代社会において自殺という死に方は決して他人事じゃないのかもしれない。明日は我が身の問題作。そして、知りたくない真実が最後に待っている。テーマがテーマだけに、まさか綺麗事で終わるなんて思っていなかったけれど…なんか色々とショックな内容だった。だけど実際に「さんず」のような自殺幇助業者があったら利用する人は少なくないのでは?と思えてならない。何故こんなものが生まれたか、そして担当者の正体。…知りたくなかった。2022/07/18

Ikutan

96
『死にきれないあなたのお手伝いをいたします』受け取ったカードのQRコードで繋がったのは、自殺幇助業者の有限会社さんずのサイト。自死の妨げとなる問題を解決したり心残りを解消したりしてくれるという。今回の降田さんは、自殺幇助という取り扱いの難しい内容で、冒頭にはフィクションの但し書きと『いのちの電話』の相談窓口の案内が。五つのお話は後半に捻りもあってそれなりに楽しめたのですが、内容が内容だけに気分は揚がらず。あと、さんずの社長やスガとカトウのキャラがよかったので、もっと掘り下げて欲しかった。ちょっと消化不良。2022/08/05

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