アンダークラス

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  • サイズ 46判/ページ数 445p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093865975
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

この無間地獄からは誰も逃れられない

秋田県能代市で、老人施設入居者85歳の死体が近隣の水路から発見された。雪荒ぶ現場、容疑者として浮上したのは、施設で働くベトナム人アインである。

外国人技能実習生のアインは、神戸の縫製工場で働きながら、僅かな収入を母国の家族へ送金する日々を送っていた。劣悪な労働条件に耐えかね失踪。列島を転々として東北にたどり着いた。重篤なガンを患っていた入居者に請われて、自殺を幇助したとの自供を始める。

これで解決か……。捜査官らは安堵したが、ひょんなことから捜査に加わった警視庁継続捜査班の田川信一は、死体の「手」に疑いを抱いた。捜査線上にあがったのは、流通業界の覇者として君臨する世界的IT企業サバンナだった――。

誰が下層なのか。決めるのは金か。
いや、人としての矜持だ。
――藻谷浩介(地域エコノミスト)

労働者が死ぬまで働かされる時代を先取りした小説。
――佐藤優(元外務省主任分析官)

日本人はこうしてアジアの「下級国民」になっていく。
――橘玲 (作家)



【編集担当からのおすすめ情報】
多国籍企業来襲、外国人闇労働、国民分断・・・。経済記者出身の著者が社会の最暗部を照らします。シリーズ45万部を超える『震える牛』シリーズ第三弾です!

内容説明

秋田県能代市で、老人施設入居者85歳の死体が近隣の水路から発見された。雪荒ぶ現場に、容疑者として浮上したのは、施設で働くベトナム人アインである。外国人技能実習生のアインは、神戸の縫製工場で働きながら、僅かな収入を母国の家族へ送金する日々を送っていた。劣悪な労働条件に耐えかね、列島を転々として東北にたどり着いた。重篤なガンを患っていた入居者に請われて、自殺を幇助したとの自供を始める。これで解決か…。捜査官らは安堵したが、ひょんなことから捜査に加わった警視庁継続捜査班の田川信一は、死体の「手」に疑いを抱いた。捜査線上にあがったのは、流通業界の覇者として君臨する世界的IT企業サバンナだった―。

著者等紹介

相場英雄[アイバヒデオ]
1967年新潟県生まれ。1989年に時事通信社に入社。2005年『デフォルト 債務不履行』で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞しデビュー。2012年BSE問題を題材にした『震える牛』が話題となりドラマ化され、ベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

345
相場 英雄は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。『震える牛』シリーズ第3弾は、外国人技能実習生の闇、Amazonをモデルにした社会派ミステリでした。日本が、世界でもアジアでも国力が落ちて来ているのは顕著です。読んでいて辛くなりました。下層階級というよりは、没落国家、50年後は中国の属国に成り下がっているかも知れません。11月は本書で読了です。2020/11/30

旅するランナー

264
秋田で起こった事件が神戸へとつながり、服飾業界の闇が明らかになっていく。長期のデフレとネット社会の革新が生み出す格差社会を背景として、田川刑事の粘り強い捜査が進んでいく。映画「海辺の彼女たち」で見た、ベトナム人技術実習生たちの苦悩も思い起こされ、小説に深みを与える。日本が抱える諸問題を描き出した、心震える刑事小説です。2021/06/13

しんたろー

234
田川シリーズ第3弾は、ネット企業に席巻されている日本の現状を外国人技術実習生の実態も絡めて描いた重い社会派。『震える牛』程の衝撃はなかったが「沈みゆく日本」へ真摯に警告を発する姿勢は変わらず、とても読み応えがあった。仕掛けであるタイムサスペンスが、大して効果的に感じない点と主要登場人物が繋がり過ぎの点が惜しかったので、ページ数が増えても良いので、被害者・ベトナム人・犯人たち、彼らのドラマをもっと読みたいと思った。キャリア・樫山のキャラが良かったので、田川の定年前に再度コンビを組んでの第4弾をお願いしたい♬2021/05/03

いつでも母さん

229
『震える牛』シリーズ第3弾!あの田川刑事に又、会えた。今回も苦しい読書になった。この国の先を思うと何度も暗くて重くて・・不安ばかりが私の胸を覆うのだ。【技能実習生】もうこの方々の存在が無ければ現場は回っていかない現実があるよね(泣)「金持ちか、貧乏人かー」ドキリとする言葉だ。「とっくに日が沈んだ国」かぁ。特別贅沢に暮らしている訳じゃないのに…普通の暮らしが続いてくれたらと思うだけなのに…その普通が足元からぐらついているのだなぁ。今回も田川の地道な捜査が光る、読み応えのある作品だった。2020/11/30

mariya926

189
この本も怒涛の一気読みでした。田川刑事のシリーズは『震える牛』から3冊目ですが、もっともっとお願いします。今回はキャリアの樫山さんと一緒にベトナム人アインが自殺を助ける犯罪を調べることに…。今までは田川刑事が粘り強く調べる時間がありましたが、今回は10日間ですべてを調べあげなければいけないというドキドキのタイムリミットがありました。相場さんは経済系なので、今の日本の経済状態、世界の経済状態、また外国人技術実習生や中小企業、外資系企業のやり方など現実を突きつけられました。2021/04/25

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