現代の世相<br> 会社の民俗

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現代の世相
会社の民俗

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093865029
  • NDC分類 361.84
  • Cコード C0321

出版社内容情報

バブル経済の崩壊後、噴出する会社の不祥事…。混迷を極める会社の内部に踏み込んで、企業城下町、企業戦士の自殺、ワーキングウーマンの変貌、そして銀行や商社の民俗などをとらえ、日本人にとっての会社とは何なのかを探る。

バブル経済の崩壊後、日本経済の空洞化がすすみ、景気は簡単に回復しないといわれる。会社をとりまくさまざまな問題も噴出しはじめている。 会社は終身雇用と年功序列という日本的経営の伝家の宝刀を捨て去り変わりはじめ、会社のためにひたすら生きてきた会社人間も、その生き方を変えなければならない時代になった。 『現代の世相』第2巻は、変貌する企業社会と会社人間の変化を現場サイドから考える。この巻では、まず企業教が支配するといわれる会社国家・日本の断面を経営者の考え方に焦点を当て、分析する。そのうえで、会社がつくりだす世相として、新たな局面を迎えつつある企業城下町や社宅、企業内労働組合を考え、さらに男女雇用機会均等法10年を経たワーキングウーマン(W・W)、企業戦士の自殺、外国人労働者などの実態に迫る。 現代日本人にとって会社とは何なのかを多角的な視野からとらえる問題作である。

内容説明

日本人にとって会社とは何なのか!中高年の自殺の急増、相次ぐ銀行、商社の不祥事…。バブル崩壊後の混迷する会社の実像を現場サイドから抉る。

目次

「総論」企業教の支配と無責任経営の内実(佐高信)
会社人間の発生、跋扈、衰退(浅川純)
悲しみの企業城下町(鎌田慧)
「企業城下町」水俣の民俗(色川大吉)
銀行の民俗(横田浜夫)
商社の民俗(高任和夫)
トップたちの意思決定(山田智彦)
心までしばる社宅(鈴木由美子)
企業内労働組合のフォークロア(設楽清嗣)
ワーキングウーマン(W・W)の民俗(福沢恵子)
会社本位的自殺(川人博)
外国人労働者のニッポン(高橋秀実)
「勲章」から見た会社(大薗友和)