出版社内容情報
平成版『砂の器』誕生!
警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。初動捜査では、その手口から犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込んでいた。田川は事件現場周辺の目撃証言を徹底的に洗い直し、犯人が逃走する際ベンツに乗車したことを掴む。ベンツに乗れるような人間が、金ほしさにチェーンの居酒屋を襲うだろうか。偶然同時に殺害されたかに見える二人の被害者、仙台在住の獣医師と東京・大久保在住の産廃業者。田川は二人の繋がりを探るうち大手ショッピングセンターの地方進出、それに伴う地元商店街の苦境など、日本の構造変化が事件に大きく関連していることに気付く。
これは、本当にフィクションなのか?
「地方」の現状を描くことであぶり出させる、日本の病巣!
衝撃のミステリーエンターテイメント大作!
【編集担当からのおすすめ情報】
平成版『砂の器』の看板に偽りなし!
間違いなく、相場英雄さんの過去最高の傑作にして、代表作!
この限りなくノンフィクションに近いフィクションを、
一般目線に近い書店という「メディア」が
命を賭すぐらいの気持ちで売らなきゃ嘘だと思います。
読後、身震いしました。
――さわや書店上盛岡店・松本大介さん
内容説明
消費者を欺く企業。安全より経済効率を優先する社会。命を軽視する風土が、悲劇を生んだ。超弩級、一気読みエンターテイメント。
著者等紹介
相場英雄[アイバヒデオ]
1967年新潟県生まれ。2005年に「デフォルト(債務不履行)」で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞しデビュー。現在、JBP(ジャパン・ビジネス・プレス)にて、「ニッポンビジネス・ナナメヨミ」連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ウッディ
文庫フリーク@灯れ松明の火
えむ
kinkin
つーこ