小太郎の左腕

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小太郎の左腕

  • 和田 竜【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 小学館(2009/11発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 316p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093862585
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

1556年。
戦国の大名がいまだ未成熟の時代。
勢力図を拡大し続ける戸沢家、児玉家の両雄は、 もはや開戦を避けられない状態にあった。
後に両陣営の命運を握ることになるその少年・小太郎のことなど、知る由もなかった――。

戸沢家と児玉家。
両家を支えるそれぞれの武功者、「功名漁り」こと林半右衛門、「功名餓鬼」こと花房喜兵衛の両雄が終わりなき戦いを続けていた。そんななか、左構えの鉄砲で絶人の才を発揮する11才の少年・雑賀小太郎の存在が「最終兵器」として急浮上する。
小太郎は、狙撃集団として名を馳せていた雑賀党のなかでも群を抜くスナイパーであったが、イノセントな優しい心根の持ち主であり、幼少の頃より両親を失い、祖父・要蔵と山中でひっそりとした暮らしを営んでいた。
二転三転のドライブ感溢れる両陣営の応酬が続くなか、半右衛門の謀により、小太郎は全幅の信頼を置いていた要蔵を失う。この出来事が発端となり、怒気に震える小太郎は、鬼神と化すが――。
カバー装画は、「のぼうの城」に続き、オノ・ナツメ氏描き下ろし!

和田 竜[ワダ リョウ]
著・文・その他

内容説明

一五五六年。戦国の大名がいまだ未成熟の時代。勢力図を拡大し続ける戸沢家、児玉家の両雄は、もはや開戦を避けられない状態にあった。後に両陣営の命運を握ることになるその少年・小太郎のことなど、知る由もなかった―。

著者等紹介

和田竜[ワダリョウ]
1969年12月、大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。2007年に「のぼうの城」でデビュー。同作が直木賞候補、本屋大賞二位に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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海猫

224
爽快な活劇を期待して読んだら、重かったし、苦渋に満ちた展開もあって予想と違った。しかし直線的なストーリーと躍動する人物もあって面白い。実質の主人公は小太郎より林半右衛門でしたな。それはまあいいんだけれども、小太郎が狙撃等で活躍する場面が、もっと見たかったような気がしないでもない。でもこの抑制があるからこそ、作品全体に哀切な情感が漂っているともいえる。これで今現在のところの和田竜小説作品は全4作コンプリート。また新作が出るのを待ちたい。あるいはまた映画化があってそれがこの「小太郎の左腕」だったりするのかも。2018/09/12

おしゃべりメガネ

200
『のぼうの城』『忍びの国』と続く和田竜さんの時代小説三部作(勝手に名付けてます)の三作目です。個人的には今作がぶっちギリで好きな作品です。とにかく‘カッコいい’です。時代小説は普段、あまり(ほとんど)読まないのですが、本作はその素晴らしい世界観と圧倒的に個性的なキャラクターに魅了され、完全に引き込まれ、とても興奮して読みました。『のぼう~』は正直、テンポがダルく、『忍び~』はまた極端にテンポが早すぎて(‘忍び’だから当然ですが)作者の素晴らしい世界観を十分に堪能できなかったのですが、本作はバッチリでした!2010/02/21

エンブレムT

177
『戦国の世』ならではの漢気は、カラリと潔くも どこか哀しい。それは、その輝きが常に死と背中合わせだからなのだろうか。敵対する戸沢家と児玉家が誇る豪傑、林半右衛門と花房喜兵衛。武者振りの良さと実力と、二心なき真っ直ぐな心根でもって互いを認め合う2人。怒涛の展開を見せる戦の中で、彼らの生き様はなんと切なく鮮やかなのだろう。そして幼子の瞳を持ったまま、銃を持つ左手に神の技を宿した少年・小太郎。彼の異質さもまた・・・・。淡々と読んでいたつもりなのだけれど、 ラストに風車がでてくる場面が今も頭から離れない。2012/01/26

財布にジャック

142
毎度のことながら、戦国時代の男達の生き様には、胸を熱くさせられる「何か」があります。この作品には、その「何か」が沢山詰まってました。小太郎の天才ゆえの宿命も哀しいですが、それよりなにより半右衛門の潔さにラストで涙してしまいました。じいの三十郎も敵役の喜兵衛といった脇役も、もう皆が助演男優賞ものでした。ストーリーは単調でしたが、こういう歴史エンタテインメントは、誰もが読みやすくて歴史が身近に感じられるので、歴史苦手な方にもお薦めしやすいです。2011/06/28

MURAMASA

136
和田竜さん2冊目。映画脚本の執筆がデビューのきっかけということもあってか、本作も『のぼうの城』同様、歯切れのよいドラマチックな作品に仕上がっています。きっと映像化しても面白そうですが、『のぼう』にくらべてスケールが小さい分、映画よりも2時間ドラマ向きな感じでしょうか。キャラでは主人公と言える林半右衛門がよかったです。典型的な戦国武者であり、義に生き義に死んでいこうとする彼の在り方に好感が持てました。もっと深く人物を描いてもいいかな、とも思いますが、この長さで一気に読ませるのが本作の魅力なんでしょうね。2010/10/30

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