免震 - 地震への絶縁状

免震 - 地震への絶縁状

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 13X19cm
  • 商品コード 9784093860093
  • NDC分類 524.91
  • Cコード C0095

出版社内容情報

建物の下に高純度のゴムを敷き地震の揺れを建物に伝えない「免震建築」実用化の第一人者が、国内外の豊富な実績を紹介しつつ、耐震建築の限界と免震建築の可能性と実際について書き下ろした初の解説書。巻末には、耐震開発年表と免震開発年表を付した。

建物をひたすら頑丈にしていくことで、地震から命と財産を守ろうとする耐震建築。今や常識となりつつある耐震建築には、しかし重大な落し穴があった。 耐震建築は、建築に無理な負荷を強い、仮に建物を震災から守れても中にいる人や財産を危険にさらす可能性を持ち、その上コストも高いという弱点をもつ。それ故著者は地震の揺れを建物に伝えない免震建築を、一日も早く病院や消防署などの緊急施設、原発などの危険施設に導入すべきであると説く。 著者は、建物の下に純度の高いゴムを入れ、地震の揺れが建物に伝わらないうちに吸収させ、建物自体は揺れない「免震建築」を実用化した設計界の第一人者である。本書は国内外の豊富な実績を紹介しながら、18年にわたる研究・開発の歩みと最新技術について書き下ろした初の解説書であり、今なお耐震神話を支えつづける行政と建築業界への警告の書でもある。 巻末には、耐震開発年表と免震開発年表を付し、とかく対比されて語られることの多い二つの工法の開発の足跡を明らかにした。