あきらめる

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あきらめる

  • 山崎 ナオコーラ【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 小学館(2024/03発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093801294
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

登山で頂上まで行く? 途中で降りられる?

「『あきらめる』って言葉、古語ではいい意味だったんですってね。『明らかにする』が語源らしいんです」

近所の川沿いを散歩するのが日課の早乙女雄大。
入院中の愛する人との残り少ない日々の過ごし方や、
ある告白をきっかけに家を出てしまった家族のこと、
あれこれと思い悩みながら歩いていると、親子風の二人組に出会う。
親に見える人は何やら思い詰めた表情で「自分の人生をあきらめたい」と言う…。

ふとしたきっかけで生まれた縁だったが、
やがて雄大は彼らと火星に移住し、「オリンポス山」に登ることを決意する…!?

「あきらめる」ことで自らを「あきらかにしていく」――
火星移住が身近になった、今よりほんの少し先のミライが舞台の新感覚ゆるSF小説。



【編集担当からのおすすめ情報】
山崎ナオコーラさんデビュー20周年に刊行される本作のテーマは「あきらめる」。
現代では一見ネガティブな響きのある言葉ですが、あきらめることで自分の輪郭が見えて、きれいなばかりではない本音や進みたい方向、ありたい姿、自分の限界が「あきらかになっていく」物語です。

何かの頂点に立つことや他者からの評価などをあきらめたときに、登場人物たちに起きる変化は、読者の皆様にもぜひ追体験していただきたいです。
読後に清々しい風が胸に吹き込んでくる長編小説です。ぜひお楽しみください。

内容説明

近所の川沿いを散歩するのが日課の早乙女雄大。入院中の愛する人との残り少ない日々の過ごし方や、ある告白をきっかけに家を出てしまった家族のこと、あれこれ思い悩みながら歩いていると、親子風の二人組に出会う。親に見える人は何やら思い詰めた表情で「自分の人生をあきらめたい」と言う…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

信兵衛

18
本作は、あきらめることは決して悪いことではない、むしろ良いことであり、自分を救うことである、と伝えるストーリー。 でも、それを描くために何故SFとして未来に舞台設定し、火星に移住してオリンポス山へ登山しなくてはならなかったのだろうか?と思う処。 しかし、それだけの紆余曲折を得てはじめて得心できた考え様なのか、と思った次第です。2024/04/13

そうたそ

9
★★★☆☆ 火星移住が身近なものとなった近未来を舞台に描くユルいSF小説。"あきらめる"とは何か。ユルさの中にも著者らしいメッセージ性の感じ取れる良作だった。2024/03/28

manabukimoto

5
近未来、火星移住が選択肢として存在する社会での群像劇。 火星に行った妻に未練たらたらな雄大、同じマンションに住み就学前の挨拶が苦手な息子を持つ輝、雄大の子供で芸術家志望の博士。 生きるために「あきらめる」ことの全肯定。 「自分を明らかにすることは、自分をちっぽけな存在だと残念がることではない。大きすぎると自覚することだ。」p254 この雄大の独りごちが胸につき刺さる。生きることとは「自分を、人生を、時間を、世界を、関わり合った人たちを、あきらめていくこと。」 既存の世界観を変えてくれる力強い小説。 2024/03/31

まり

2
良かった。2024/04/21

根岸

2
ジェンダーや社会規範について考えてる著者ならではの本作。SFという科学的な近未来だけではなく、社会システムや社会通念までもが近未来化して、ジェンダーレスな概念が進んで男女の区別がなくなっていたり、新しい家族の形があったり、と慣れるまで読みにくい部分はあったけれど、ここまで一貫した世界観の本を読むのは初めてだった。大人たちはあきらめることによって、それぞれが抱える問題を明らかにして、あきらめて人生の困難を乗り越えていく。人生を先に進めるために、あきらめることや、手放すことが必要なことはたしかにあると思う。2024/04/13

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