新ニッポン百景―衣食足りても知り得ぬ「…礼節…」への道標として

矢作 俊彦【著】

小学館（1995/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 411p／高さ 20cm
• 商品コード 9784093795715
• NDC分類 914.6
• Cコード C0095

出版社内容情報

バブルのあとの日本に何が見えたか！？　北海道から九州まで、バブル崩壊後の日本列島各地に、虚飾と飽食の風景を訪ねてズバリ斬るヴィジュアル社会時評。『週刊ポスト』の連載フォト・コラムが単行本化。

目次　梅の木は残った　京の都にガオーッ！　みんながオバサンになったら　「貧乏」の遍歴　サカサクラゲの墓碑銘　いらっしゃいませデズニ?へようこそ　普通だといいね　　　　　　　　　　　　　　思えば遠くへ来たもんだ　山河あり　なんてったってアイドル。まるで盗って付けたような。モンキービジネス　窓を開ければ王者が見える？　失礼な廃墟　犬の餌　なんでもかんでもアベーラブル　地図にない領土　出世した便器　新聞屋さん、ありがとう　ビックリハウス　これは困った　『ガンダムＺ』ビル　『物体Ｘ』　風呂場は通路ではありません　サイバージャンク　不沈戦艦　スズキさんの不在と実在　富士には桜　怪人二十面相の情熱　泥を塗られた顔　未変造テレカ　棄てられた町　神様お願い　囲いができたってね。「ヘイ」　『ヘイ！お役人さま』　バブルも善し悪し　銭のないプール　ダブルダム・ブラザース　ハイテク銭湯　ホーム・スイートホーム　リゾート　君たちがいて僕がいた。　なんとなく、アメリカン　ラーメンと夕焼け　君、五輪したいの？したいならどうぞ。真夏の憂鬱　ロシアから遠く離れて　走る国際カニ道楽　ウソ臭さホンモノ臭さ　夢無き里のドリームランド　サイコーの塔の

内容説明

バブルのあとの日本に何が見えたか。「週刊ポスト」連載中の人気写真コラム。

目次

キリマンジャロの縁側
空気のようにあたり前（新潟県・湯沢町）
梅の木は残った（千葉県・成田市）
京の都にガオーッ！（京都市・東山区）
みんながオバさんになったら（神奈川県・鎌倉市）
「貧乏」の偏歴（新潟県・新潟市）
兎追われしかの山（京都市・左京区）
兎追われしかの山、その２（山梨県・上野原町）
サカサクラゲの墓碑銘（福岡市・中央区）
いらっしゃいませデズニー～へようこそ（千葉県・浦安市）〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[siomin]

1993～94年ごろの週刊ポストの連載のまとめ。日本中の風景を見て回り当時の写真が収められているが、バブルの残滓に対しての批評が多くみられます。また、横浜出身で湘南住まいのせいか、崩れ去っていく神奈川の光景への不満、それから節々にみられる千葉県・千葉県民への憎悪も面白いところ。「携帯電話が安くなったら公衆電話がなくなる」という記述があったけど、まさに今がその通りになっていて驚いた。

2017/12/25

[慧]

★★