出版社内容情報
ハイテク土木工事・製造現場で、人類未踏のモノ作りに挑んでいる果敢な人びとがいる。技術者という言葉を超える凄い男たち…名づけてメタルカラー。日本を根底から支える“輝く襟”の名匠たちに今、光が射す。
◆目次◆◆◆ 第1章 大都会への生命線 天然ガス転換大部隊の地獄と人情/100万ボルト送電線の空中恐怖工事/断崖に建てる環境時代の送電鉄塔/送電線を津軽の海底に敷いた船団/都心のジャンボ・ジェット発電所/石油タンク1000トンのゴミ掃除/「赤信号不要」という「信号機」論/首都高速・慢性渋滞の事情と解決/秒速2メートルで切符を読む自動改札機/営団地下鉄の3線相互乗り入れ技/etc. 第2章 巨大土木のフロンティア 455メートル、アンテナ鉄塔の超精密度/耐荷重3500トン、空前の巨大碍子/ミリ精度で架けた4500トンの橋/水深50メートル、海底工事男たちの結束力/世界最大、お化けクレーン船の力/巨大吊橋を支えるピアノ線の束/明石大橋・巨大主塔を2本建てる/明石大橋・世界最大海中土台の壮絶/明石大橋・これぞ人類最大の「穴」/英仏海峡トンネルを掘った日本人/etc. 第3章 情報化社会の礎 第1回日米衛星TV中継の現場譚/通信衛星打ち上げ現場の冷たい汗/TV局衛星ジャーナリストの時代/先鋭的衛星工事屋が宇宙に見たもの/太平洋横断、光ケーブルを引く船旅/電脳建築家が嘗めた日米摩擦の苦水/8センチCDに百科事典も詰める時代/古紙
内容説明
貿易黒字の原因として、米国から攻撃され続ける日本の「工業」。だが、この古びた言葉の中身が、これほど驚きにあふれチャーミングなものだったとは。人類史上最大の「穴」を掘った男、ダイヤモンドの超精密刃を削る名匠、「お汁粉状地盤」を固めて大空港を建設した技術者。日本を支えてきたのは、まさに彼らだった。「メタルカラー」たちの仕事を知らずして、もう日本と世界の未来は語れない。衝撃の証言集。
目次
第1章 大都市への生命線
第2章 巨大土木のフロンティア
第3章 情報化社会の礎
第4章 モノ作りの快楽
第5章 愛と勇気の未来技術
メタルカラーの時代に寄せて
感想・レビュー
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momogaga
阿部義彦
さきん
Shigeharu Kobayashi
ぽんぽこ