出版社内容情報
高知の漁船は、一攫千金の夢を追って世界の海を駆けめぐる。3度の航海を体験した著者が、マグロ漁の厳しさと、死の危険や孤独と直面しながら豪快さや優しさを忘れない男たちの姿を躍動感あふれる筆致で描いた感動作。
諸外国では、日本人による漁にあいかわらず強い反発がある。これまでは捕鯨がその標的だったが、次はマグロ漁が狙われている。アメリカをはじめとする国々は自国周辺の海から日本の漁船を締め出そうとしているが、日本人の食への欲求は相変わらず高く、高級魚へのニーズは高まるばかりだ。そんな中、これまで明らかにされることがなかったマグロ漁の実情を知ることができるのが本作。死と隣り合わせの危険、1年以上もの間家族と離れて暮らさなければならない寂しさ、さらには前述したような「圧力」もある??現場にいたからこそ実感できたさまざまな苦境を、迫力ある筆致で描ききった第7回小学館ノンフィクション大賞受賞作。
内容説明
高知の漁船は、一攫千金の夢を追って世界の海を駆けめぐる。マグロ漁の厳しさと、死の危険や孤独と直面しながら豪快さや優しさを忘れない男たちの姿を、3度の航海を体験した著者が、躍動感あふれる筆致で描いた感動作。第七回小学館ノンフィクション大賞受賞。
目次
第1章 新漁場へ
第2章 初航海
第3章 転落事故
第4章 補給・転載
第5章 赤道アンゴラ沖
第6章 別離
第7章 疲労困憊