内容説明
忌野清志郎による“自転車愛入門書”。LSD(ロング・スロー・ディスタンス=長い距離を、時間をかけて、じっくり走る)の自転車旅の楽しさを、キューバや沖縄、東北など国内外7つの旅のフォトエッセイで紹介。旅のルートやLSD的自転車アイテムの選び方など、実用情報も満載。自転車ファン・清志郎ファンには清志郎流のこだわりを知ることができ、「自転車生活を始めてみたい」人は“自転車だから感じる”旅に出たくなる1冊。
目次
旅に出よう(CUBA;HAWAII ほか)
自転車と暮らす
自転車アイテム(サングラス;ヘルメット ほか)
ロードに乗ろう(ストレッチング;ライディング ほか)
旅のガイド(CUBA;HAWAII ほか)
著者等紹介
忌野清志郎[イマワノキヨシロウ]
バンドマン。51年4月2日東京生まれ。68年高校在学中にRCサクセション結成。70年3月5日「宝くじは買わない」でデビュー。「雨あがりの夜空に」「スローバラード」「い・け・な・いルージュマジック」など多種多様なヒット曲を放つ。91年RCサクセション活動休止後は、ソロや数々のバンドやユニットで活動。05年には35周年を迎え、アルバム「GOD」、DVD「ROMANCE GRAY35」などを発売。12月シングル「仕草」発売(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
booklight
40
なぜか忌野清志郎に、自転車がよく合っている。『自転車はブルースだ。楽しくて、つらくて、かっこいい』なるほど。飾らない忌野清志郎が垣間見れて、ちょっと分かった気がする。ハバナで社会主義の現実と現地の人懐っこさに触れたり、沖縄では複雑な気持ちを持ちつつ3度も行ってなぜか完走できなかったり、九州まで一念発起で10日で行ってみたり、「生まれ変わったらサラリーマンになって毎日自転車で通う」と言ってみたり。自転車と忌野清志郎の魅力が絶妙に混ざり合って気持ちのいい本でした。2021/06/12
かっぱ
38
歩きではあまり遠くまではいけない。車では街の空気や人々の息遣いは感じられない。だから自転車のスピードがいちばんぴったりとくる。そして自転車を漕ぐことが、ブルースになる。清志郎が自転車に乗り始めたきっかけは、いざという時に自分の子を助けられるだけの体力を持たないといけないと感じたから。50歳を前にしてのこと。やり出したら何事も徹底する人だ。国内だけじゃなく海外にも行っちゃう。巻末に清志郎が実際に走ったコースも紹介されていて、その一部だけでも走ってみたくなる。2015/06/14
hukkey (ゆっけ)
29
自転車があればどこへでも行けそうな気がする。単なる移動手段だと考えていると何故か制限される行動範囲が、長くゆっくりと走りたい、生きていくためにイイ感じだと思えば、それが無限に広がるように見えるのが不思議だ。主要な観光地を旅行するだけでは見えてこない空気感や社会情勢もある。「自転車はブルースだ」とはなんとも著者らしい。自転車愛が綴られたこのフォトエッセイであり指南書は10年以上前の作品で、古い内容もあるが楽しむポイントは変わらない。飛行機の輪行が自分にはハードル高いけど、いつか沖縄とか海外を走ってみたいな。2022/01/23
ぜんこう
28
清志郎のサイクリング(キューバ/ハワイ/沖縄/九州/四国/箱根/東北)と愛車オレンジ号の写真集のような本でした。 長いこと乗ってないクロスバイクにたまには乗って風や道をまた感じたくなります・・・暑いだの寒いだの風が強いだのと乗らない言い訳ばかりの昨年でした(^^;) ~~~自転車はブルースだ。底抜けに明るく目的地まで運んでくれるぜ。2019/02/28
バトルランナ-
22
今、読むと古いな~。ポラールって勢いあったよねえ~!懐かしい感じ。逆にアソスってこの時代からあったんだ!著者が自転車始めたのが50歳だったり、始めた理由が80歳の男性が雪山で子供の遭難を助けた記事だったり。時間潰しにいい感じでした!5点満点で3点。2015/03/30