不便なコンビニ

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  • サイズ 46判/ページ数 290p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093567466
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

韓国発ベストセラー、傑作Kヒーリング小説

ソウルの下町。亡き夫の遺産で建てたコンビニ「Always」を細々と営む元教師のヨムさんは、駅で無くした財布を拾ってくれたホームレスの男「独孤(トッコ)」と知り合う。記憶を失い言葉はたどたどしいが、誠実そうな独孤を見込んだヨムさんは、彼を深夜シフトの店員として雇う。近隣のコンビニに押され気味で品揃えが悪く、近所住人からは「不便なコンビニ」と呼ばれている「Always」の店員や客たちは、謎だらけで怪しげな独孤を警戒しつつ、一方でそれぞれに問題を抱えていた。
韓国でシリーズ累計150万部(2023年6月現在)、世界各国で出版され、舞台化、ドラマ化も進行中の大ベストセラー。誰もが生きづらさを抱えて生きるコロナ前夜のソウルを舞台に、人と人との関わり、罪と赦しを優しくユーモラスに描いた、8篇からなるKヒーリング小説の傑作。

【編集担当からのおすすめ情報】
本書は2021年春に韓国で刊行された小説の邦訳版です。著者は2013年の『望遠洞ブラザーズ』で世界文学賞を受賞しながらも、その後はずっとヒット作に恵まれませんでした。そんな中で細々と発表された本作は、電子書籍プラットフォームから火がつき、またたくまに大ベストセラーとなり、2022年には大型チェーン書店「教保文庫」と大型電子書籍店「YES24」でもっとも売れた「今年の一冊」に選ばれました。2022年夏に刊行された続編『不便なコンビニ2』と合わせて150万部(2023年6月現在)を売り上げ、本書に似せた装画の本が次々と刊行され、「Kヒーリング小説」という新たなジャンルを生むなど、社会現象となっています。
そのような華々しい道を辿っている作品ですが、描かれるのはむしろ普通の人々のささやかな営みと、痛みや優しさ、人との関わりから生まれる何かです。それぞれに小さな生きづらさを抱えている登場人物にも、どこかしら共感していただけるのではないかと思います。本書を読むことで、ひとときの癒しや救いを感じていただければ幸いです。

内容説明

16カ国で刊行、舞台化され映像化も進行中。2022年韓国最大のベストセラーにしてKヒーリング小説の傑作、ついに上陸!ソウルの片隅でひっそり息づく不便なコンビニ「ALWAYS」。記憶を失ったホームレスの店員とそこに集う人々の、笑いと涙の物語。

著者等紹介

キムホヨン[キムホヨン]
1974年生まれ。高麗大学国語国文学科卒業。2005年に第1回富川マンガストーリーコンテスト大賞受賞。2013年に長編小説『望遠洞ブラザーズ』で世界文学賞優秀賞を受賞

米津篤八[ヨネズトクヤ]
早稲田大学政経学部卒、朝日新聞社勤務を経て、朝鮮語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

143
ソウルの小さなコンビニで働き始めた元ホームレスの男。彼に関わる客や従業員は、次々と家族や金の悩みから解放されていく。立地も品揃えもパッとしないコンビニが救いの場となるのだ。ほとんどラノベ的ノリで展開する物語だが、そのテーマは存外重い。自由に伴う責任や苦悩、生きるために必要な良心、信じるものの正当性を確信したい願いなどで押し潰されそうな弱く卑小な人間像は、普通の作家なら狂気か貧困か犯罪劇として描かれたはずが、幸福をもたらす店員は奇跡を起こすキリストなのだ。あの「大審問官」の話を形を変えて小説化したと思える。2023/09/09

fwhd8325

97
とかく他人を気にしない、気遣いをしない時代で、この物語には感動しました。まさか、このような連作だとは知らずに読み始め、偶然にもトウモロコシ茶を飲みながら読んでいたので、物語の中にいるように感じたりしていました。美しすぎるかもしれないけれど、きっと、どこかで、こんな世界を待っているように感じます。心に沁みました。続編もドラマもあるようです。2024/01/21

mike

81
門司港のコンビニはフェロモン店長だが、韓国ソウル下町のコンビニAlwaysの店長は元教師の老婦人ヨムさん。彼女のポーチを拾ったのはホームレスの男性トッコ。ヨムさんはトッコをコンビニに雇い入れた。記憶を無くした彼は一体何者なのか?コンビニを舞台に繰り広げられるトッコと周辺の人達の8つのハートフルストーリー。原作は韓国のベストセラー。翻訳もいいのだろう。テンポがよく読みやすく、面白いしホロリともさせられた。ホッコリ系の短編集のようであって実は現在の韓国の姿と問題点をじわじわと炙り出している。続編も楽しみだ。2023/12/03

星落秋風五丈原

57
特別な理由もなく、見返りを求めずに人に優しくするヨムさんは、後で出てくる悪企みする息子とは正反対の、本編の天使的存在。元教師でキリスト教徒という設定なので博愛精神が人一倍豊か、かつ辛抱強く人の面倒を見る。でなければ、財布を拾ってくれた相手をその場で雇う英断は下せない。彼女に拾われたことで独狐が変わっていく。公務員試験を目指すアルバイトの若者から仕事を教えて貰い、短期間で習得し教え方が上手だからユーチューブに上げればいいとアドバイス。ゲーム浸りの息子に悩まされる初老の女性店員の話を辛抱強く聞いてアドバイス。2024/02/06

さと

46
自分の生きてきた道のりがどんなでもいいから、自分の人生から目を背けるな、自分が遺してきた足跡に自身と責任を持って生きることを教えてくれている気がする。立派でなくていいし賞賛されなくてもいい、認めたくないこともあっていい。忘れてならないのは、自分は、独りぼっちではないということ。折しも、環境が新しくなった職場で何とか周りに迷惑をかけまいと独り奮闘しながら本作を手にした。『わからないことを訊かれると私たちは嬉しいんだ、貴女が今そこにいるんだとわかるから』と言われてハッとした。(続)2023/08/22

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