出版社内容情報
スリルと冒険のつまった感動ミステリー
18世紀、音楽の都ウィーンを舞台にした、歴史ミステリ-。クリスマスイブの演奏会の帰り、音楽家ハイドンの楽団ヴァイオリニストが、突然、何者かに殺される。そして、大切にしていたヴァイオリンが、消えてしまった。このヴァイオリニストの娘テレジアは、身重の母と年若い弟とともに取り残され、悲しみにくれるが、どうして、こんなことになったのか、父の死の真実を知ろうと決意する。そして、父の死体を運んできた友人に、現場に連れて行ってくれるように頼む。そこは、ロマの集落の近くで、普通の人は、めったに立ち寄らない場所だった。なぜ父は、こんなところに来ていたのか……。謎は、深まるばかりだった。
登場する音楽家ハイドンは、交響曲の父とも呼ばれる作曲家。また、他にも、エステルハージ侯爵、女帝マリア・テレジア、皇女マリア・エレザベートなど、実在の歴史上の人物が多く登場し、フランス革命前の激動の時代を背景に、臨場感あふれ、読者を引きつけて放さない。しかも、歴史に基づいたストーリーでありながら、歴史的背景を知らなくてもすんなり楽しめるのは、主人公のテレジアが、時代を超えて愛される魅力あふれる少女だからといえるだろう。
【編集担当からのおすすめ情報】
アメリカで、出版されるやいなや、各書評誌で取り上げられ、書評サイトに、読者の絶賛の声があふれ出しました。「“音楽、ミステリー、ロマンス”ドキドキするすべての要素がつまっている」。「こんなに興奮した本は、初めて!」。アメリカのティーンが夢中になった一冊です。
西本 かおる[ニシモト カオル]
翻訳
スザンヌ ダンラップ[スザンヌ ダンラップ]
著・文・その他
内容説明
クリスマスイブの日、父さんは、冷たくなって帰ってきた。いつも持っていたヴァイオリンがない。どうして、こんなことに…。主人公の少女テレジアは、勇気を持って父の死の謎に立ち向かうことを決意する。18世紀の音楽の都ウィーンを舞台にしたスピード感あふれる冒険ミステリー。
著者等紹介
ダンラップ,スザンヌ[ダンラップ,スザンヌ][Dunlap,Susanne]
スミス・カレッジ卒業後、イェール大学に進み、音楽史で博士号を取得。カレッジで音楽史を教えながら、音楽にまつわる一般向け歴史小説を二冊発表し、好評を博した。『消えたヴァイオリン』はヤングアダルト向けの一作目となる。マサチューセッツ州ノーサンプトンとニューヨーク州ブルックリンを行き来して暮らしている
西本かおる[ニシモトカオル]
京都府生まれ。東京都在住。東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
ゆーかり
ぱせり
みなみ
いこたす