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魔空の森 ヘックスウッド

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  • サイズ A5判/ページ数 495p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784092904019
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

宮崎アニメ原作者が書いた傑作ファンタジー

宮崎駿監督のアニメ『ハウルの動く城』の原作者の代表作。銀河の中心とロンドン郊外の森を往き来する時空を越えたファンタジー小説。物語は、少女がロンドン郊外にあるヘックスウッド農場に次々と不審な人物が出入りするのを目撃するところから始まる。少女は農場に出かけ、そこで何世紀もそこに幽閉されていたという魔法使いに出会うが、実はこのヘックスウッド農場には、宇宙のはるか彼方、銀河系の支配者から送り込まれた「バナス」という不思議な装置が封印されていた。そのバナスが突然動き出し、地球全体が危険にさらされていたのだった。果たして少女は危機を救うことができるのか。著者が最も脂の乗り切った時期に書かれた子供から大人まで楽しめる奇想天外な物語。

内容説明

「バナスの封印が解かれた!」地球から大銀河の中心アルビオン宙域のボラサス監督官に、緊急を告げる手紙が届いた。ボラサスはすぐに地球へと向かうが、ロンドン郊外の森は、すでに時空を超えた「場」をつくり出すバナスによって変化を始めていた。ボラサスに続いて訪れた調査員(レイナー)たちも次々とヘックスウッド農場で姿を消す。異変に気づいた近所に住む少女アンが森に行くと、そこには古いコンテナが置かれていた。中から出て来たのはなんと骨と皮だけとなった魔法使いモーディオン。アンとモーディオン、そして少年ヒュームとロボットのヤム。4人は地球を守るために、宇宙の彼方からやってきたレイナーたちに果敢に闘いを挑んでいくのだった!ロンドン郊外の森と大銀河の中心を結ぶ時空を超えたファンタジー。「ハウルの動く城」原作者の代表作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

34
「バナスの封印が解かれた!」 地球から大銀河の中心アルビオン宙域のボラサス監督官に、緊急を告げる手紙が届いた。ボラサスは、すぐに地球へと向かうが…。ロンドン郊外の森と大銀河の中心を結ぶ時空を超えたファンタジー。「おまえの記憶をたどってみても、苦しみに足るものは 何ひとつ私には見えない」いちおう児童書ジャンルだが、幼い人が読んで理解出来るのかどうかはわからない。2005/01/08

もちもちかめ

20
物語はわけが分からないのに夢中になって電車を2日連続乗り過ごしてしまった。幸せいっぱい。結局最後まで誰が誰か分からないままで満足感いっぱいの読書。あり得ないでしょうが、あり得ました。主人公が大変な箇所の日は、一日中テンション上がらず仕事中も不機嫌極まりなかったので、アラフィフとして反省。悪役は悪役らしく振る舞うけど、主人公たちはハッキリ善をなすわけではなくいつまでもグズグズしたりお互い喧嘩したり全き「正義」ではない。そういうところが巧妙だし考えられていてすごいと思うのです。2023/04/29

のりりん

7
相変わらず、ダイアナさんの本は、登場人物を完全に把握するまでが大変。この本は、時系列がバラバラだったから余計に大変だったけど、はまってくると面白くてたまらない。でも、一度読んだだけではスッキリはまれなかったので、続けて二回読みました。面白いです。読み返せば読み返すほど発見される面白さの本だと思います。2016/07/26

菱沼

7
再読。『九年目の魔法』のような二重記憶(というか、二重三重になった現実)と、マトリョーシカ人形のように入れこになった物語の構造。これはやはり再読して正解。モーディオンの人物像は、『マライアおばさん』のジャックや『いたずらロバート』、『ぼくとルーク…』のルーク、『時の町の伝説』の銀の守り人にも通じ、ジョーンズの好きなタイプのキャラクターなのではないかと思われる。命を奪うことのたやすさ、そして奪った命をどうしても贖うことができない苦しさが随所に伺われる。磯野宏夫さんの森の絵がすばらしい。2016/05/04

ままや

6
前回ではこの言葉の意味分かってなかったなっていうのが何個かあった。読み終わった時に、今までの話がこの紙束の中に全部入ってたことに驚く。おはなしがあっちこっちにとんでいって、どうするんだろうとどきどきしていると、最後にしゅるるーっと解決させるところがすき。まさに魔法。2012/03/08

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