小学館Youth Books<br> 「バイアス社会」を生き延びる

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小学館Youth Books
「バイアス社会」を生き延びる

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  • サイズ B40判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784092272903
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C8030

出版社内容情報

あなたは誰のメガネで世界を見ているのか

ネットニュースでは「日本は世界に愛され尊敬され続ける最高の国」という気分のいい記事から、「少子高齢化が進み、競争力低下が止まらない日本はもう終わり」という、読めば不安が押し寄せるものまでさまざまだ。
円安が進めば「円安が日本を滅ぼす」という絶望的な記事が並ぶ一方で、「円安はチャンスになる」という記事もまれに登場する。
一体どれが本当なのか。あるいは、どれも本当ではないのか。

情報を処理するとき、人間の脳は論理的に正しいものより、わかりやすいものや都合のいいものを選んでしまう傾向がある。その結果、特定の人物や物事に対する偏見や間違った思い込み、ときには差別的な感情を強くしてしまうことがある。

そんな思考の偏りや思い込み=「バイアス」は世界に溢れていて、自分の脳で思考する限り、誰もが「自分バイアス」から逃れることができない。つまり、誰の意見であっても、どこからの情報であっても、何らかのバイアスがかかっていることを知った上で、物事と向き合うことが重要なのだ。
誰かのメガネをかけさせられたまま、つまり、誰かの思考バイアスに覆われたまま不自由な人生を送ることを避けて穏やかに生き延びる戦略を、脳科学の知見から語る。



内容説明

誰のメガネで世界を見ているのか。「日本はすごい」のか「日本は終わり」なのか。「円安は悪」か「円安はチャンス」なのか。情報には誰かの思考の偏りや思い込み=バイアスがかけられている可能性が高い。そもそも真実を見分ける機能がない人間の脳の限界と、自分や周りの人々を覆うバイアスの存在に気づいて生き延びる術を脳科学の見地から語る!

目次

第1章 「普通」は誰の普通?(ズレているのは自分か周りか、それとも両方ともズレているのか;時代ごと集団ごとに変わるスタンダード ほか)
第2章 バイアスとは何か(私たちにはなぜバイアスがあるのか;同じような人が3人いれば真実? ほか)
第3章 感情とバイアス(「信じる」ことと「疑う」こと;疑うことと迷うことは知能が健全な証拠 ほか)
第4章 自分を包む見えない卵(バイアスは「使い方」次第;見えない卵の中にいる? ほか)
第5章 「世間」とどう付き合うか(ポテサラおじさんのバイアスは外せるか;論破以外の方法で相手をかわす;親の言葉に矛盾を感じたら;世界は公正とは限らない;基本戦略は「逃げるが勝ち」 ほか)

著者等紹介

中野信子[ナカノノブコ]
脳科学者・医学博士・認知科学者。1975年東京生まれ。東京大学工学部応用化学科卒業。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。現在、脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行っている。科学の視点から人間社会で起こりうる現象及び人物を読み解く語り口に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

114
地元図書館新刊本。 脳は大量のエネルギーを消費しています。ゆえに省エネ志向です。生物が好きなので生物全般が省エネ志向なことは知っていましたが…、脳が省エネを実行するとバイアスという恐ろしい副反応が出てしまうそうな。ものを深く考えずに相手をいい加減に扱う…、バカで困った人類の皆様です。 養子に預けた方がIQが高くなるという話は衝撃的ながらもどこか納得。多様な環境に身を置く方が脳のためになるのだとか。かわいい子には旅をさせろ…かな?2023/08/09

本詠み人

45
中野信子さんは新刊追ってる著者さんです。バイアスがあるから生き延びた…脳科学者である著者さんは、皆が多かれ少なかれもつバイアス(思い込みや考え方の偏り)を進化上必要だったと定義している。バイアスという色メガネをかけて、世の中や他者を見ていることを意識して認知することが大切なんだな。この公正でない世界で、人を論破することより大切なこととは…若者向けだからどうかな〜と読み始めたが、色々な学びがありました✨2023/07/05

よっち

42
ネットニュースでは望的な記事が並ぶ一方で、気分のいい記事も登場して一体どれが本当なのか。あるいは、どれも本当ではないのか。誰かの思考バイアスを避けて穏やかに生き延びる戦略を、脳科学の知見から語る一冊。普通とは一体誰の普通なのか、ズレているのは自分か周りか、誰もが持っているバイアスはなぜ存在するのか。バイアスは必要なものと認めつつも、それを疑ったり迷うことは脳が健全な証拠で、そのあたりはその人の使い方次第なんですよね。どうしても同調圧力が強い「世間」にどう向き合うか。上手く交わす方法を学ぶことも大切ですね。2023/05/21

読書は人生を明るく照らす灯り

24
📕読んだ理由📕中野信子先生の書籍から、毎回学びがあるから 📘読んだ感想📘バイアスがなぜ生まれるのか?多様性が重要な理由とは?脳科学の観点から解説してくれる、中野信子先生の教えには、首がもげるくらい頷いてしまいました。この一冊めちゃオススメ。プレゼントにも是非。 📗読んだ後の行動📗バイアスに捉われない。常にアップデートする! 2023/09/08

テツ

23
自分が見聞きする情報は全て何かしらのバイアスがかかっているということ。そして自分の価値基準や判断基準だってそれなりに歪んでいるのだということ。どれだけ自分自身がフラットな思考を積み重ねてそうした視線で世界を眺めようと気をつけていても、そんなことは絶対にできないということ。この「あー。これどっちかに傾いてるなー」と自分の考えを俯瞰して眺める訓練は重要だと思うんだよな。自分は中立で正しく世界を眺めているみたいな勘違いと奢りは更に目を曇らせていく。バイアスありきの世界を生きているという自覚を。2023/05/05

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