小学館文庫<br> 家栽の人 〈1〉

  • ポイントキャンペーン

小学館文庫
家栽の人 〈1〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091927217
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

草木を愛する風変わりな判事・桑田義雄。家庭裁判所に持ち込まれる数々の事件を通して、現代の人々の愛と孤独を優しく描く都会派森林浴ドラマ。

▼第1話/ポトス▼第2話/カラジューム▼第3話/ポインセチア▼第4話/ユズ▼第5話/コブシ▼第6話/タンポポ▼第7話/桜桃▼第8話/マルハチ▼第9話/サボテン▼第10話/ザクロ▼第11話/ブナ▼第12話/サネカヅラ▼第13話/ツバキ▼第14話/冬芽●主な登場人物/桑田義雄(緑山家庭裁判所判事)●あらすじ/家族と自然を愛し、同僚に変わり者と呼ばれながらも日々穏やかに生きる「家裁」判事の桑田。昼休みに自転車でふらっと散策していると、見知らぬ家の見事なケヤキの大木に誘われて、その家の老婦人と世間話に花を咲かせだす。気分次第で鉢植えの植物を買っては来るが、まともに世話もせず放りっぱなしの嫁と、その嫁に甘やかされて育ち、最近素行が悪くなった孫のことを気に病む婦人に、桑田は「この鉢、奥さんが育てませんか」とエールを贈る。そして職場に戻った桑田の前には、今日も新たな少年事件が……(第1話)。●本巻の特徴/父親が高裁の長官であり、自身も将来を嘱望される身であるにも関わらず、“家裁”にこだわり栄転を拒否したこともある桑田。数多い問題・事件をいかに迅速に処理するかに目的を置きがちな家庭裁判所において、つねに当事者が抱える問題の本質を見極めようとする

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

14
普段の家庭裁判所裁判官の様子がよく分かる内容だった。あと草花もよくわかるというおまけつきでよかった。2010/11/19

らなん

12
久し振りに何度目かの再読。話の中で、パソコンを悪用した犯罪があり、裁判所の人達がその仕組みに興味津々という場面があった。この本は文庫版で購入したのだが調べてみたら、元々は1990年頃の作品だった。その当時、仕事ではNECの端末を使っていたけど、個人用は持っていなかったし、周りの人にもそこまで普及していなかった気がするので、物語の通り持っている人の方が稀だったのだろうな。2020/11/02

じん

10
ずいぶんと古い漫画です。テレビドラマで片岡鶴太郎が名演だった記憶がある。ドラマを見てたときは想定外だったが、今は、家裁に関係する仕事をしている。判事、書記官、事務官、調査官の仕事内容が漫画で実感できてよい。調査官の仕事が面白そうだ。法律を熟知したうえで、そっと情を添えて。桑田判事は真摯に仕事してるな。※冬を耐える気分もオツなもんです。乗り切れば春の美しさがわかる。p45※2016/11/01

Koichi Yamashita

5
昨年原作者の毛利甚八さんの死亡記事を新聞で見、経歴知って読んで見ようと図書館で借りて読んだ。ほのぼのと心温まる話で2巻以降も読んで見ようと思った。2016/05/26

K・J@マンガ専用

3
どういう風に裁判が行われていくか、ディティールがしっかり描かれていて好感がもてる。ただ、どうしてもいい話にしなくてはいけない呪縛にとらわれているように見える。家裁や裁判に興味がなければ、ただ、植物を愛する人のよい裁判官のお話になってしまう。もっと闇を描けばより光も強まるだろうが、そんな話を求めるのは私のような少数派だろうから人気はでないだろうが。やっぱり生臭い話や理不尽や不条理をもっと出して欲しかった。それこそが家裁の物語のリアリティだと思う。それがあっての良い話だとよかったなと個人的には思う。2016/09/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/404914
  • ご注意事項