出版社内容情報
神の審美眼を持つ男・藤田玲司が、美術界の裏に潜む虚飾に切り込む! ビッグコミックスピリッツ掲載の大人気アートコミックが文庫版で登場!!
▼第1話/贋作画廊(ギャラリ?フェイク)▼第2話/傷ついた「ひまわり」(前編、後編)▼第3話/北斎の市▼第4話/孤高の青▼第5話/触覚の絆▼第6話/13人目のク?リエ▼第7話/落とすのは誰だ!?▼第8話/消えた黄金仏▼第9話/影武者の宴▼第10話/愛国者のトリック▼第11話/監獄のミケランジェロ▼第12話/タ?バンの女▼第13話/罠●主な登場人物/藤田玲司(メトロポリタン美術館の元学芸員で贋作専門の画廊“ギャラリーフェイク”のオ?ナ?)、サラ・ハリファ(Q共和国の王族の娘で、フジタの秘書)、三田村小夜子(28歳にして高田美術館館長に就任した才女) ●あらすじ/高田美術館の三田村新館長は、年は若いが一流の経歴を持つ女性。その彼女が就任パーティーの席で、幻の“ひまわり”を発表した。それはゴッホの七連作のうち、戦前、日本のある実業家が所有し、これまで空襲で焼失したと言われてきた作品だ。だが、実は左隅に焼け跡を残しながらも存在していたのだと彼女は説明する。だが、それを見つめるフジタの視線は冷ややかで…(第2話)。●本巻の特徴/画廊“ギャラリーフェイク”を経営する藤田玲司は、元・メトロポリタン美術館の学芸員にして、類まれなる審美眼と、美術品修復技術
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shion
16
何年かおきに読み返すけど、この文庫では初めて。何度読み返しても面白い。美術品が映し出す、人の心。この巻では特に「愛国者のトリック」「ミケランジェロの辰」が好き。2014/07/25
いま
8
美容院にあったので何となく手に取ってみたら意外と面白くてびっくり。ブラックジャックの美術品版と言ったらいいのかな?フジタのキャラがすごく好き。2011/04/05
よぅ
7
友達からのオススメで出会った本。自分で買ってもう一度じっくり読みたいです。監獄のミケランジェロと愛国者のトリックが好き。2013/02/21
青緑
6
知り合いに3冊お借りし、次の日には残り全部を借りてしまった。借りるよりも何よりも、自分の手元においておいて、思いついたページをじっくりと読み込んで、そこから派生でいろいろ調べたくなる本。こんな本がまだ出会ったことがなかったなんて、自分の器の狭さにうんざりするし、そして、島から新たな気持ちで読み込んでいけるという幸せを感じる。 きっとこの本は買い集めると思う。最終的には2013/03/11
キックバックの鬼
5
ライト版『オークションハウス』2021/10/23