出版社内容情報
大学の映画研究会に所属する5人の仲間たちが繰り広げる、甘酸っぱい青春群像!! 1983?1986年にかけて発表された細野不二彦の名作が、文庫版で再登場!
▼第1話/愛と喝采の日々▼第2話/スタア誕生▼第3話/面影▼第4話/SHALL WE DANCE▼第5話/フレンズ▼第6話/ソルジャー・ブルー▼第7話/静かなる男▼第8話/ミッドナイト・エクスプレス▼第9話/ネバーエンディング・ストーリー●主な登場人物/神野高史(帝王大学映画研究会「あどりぶシネ倶楽部」の監督兼俳優。映画に対する情熱は誰よりもある)、佐藤道明(腰まである長い髪と、端麗な容姿で女の子に間違われることも多い監督兼カメラマン)、片桐邦雄(大学5年目で、クラブの中では最年長になるプロデューサー。ふだんは、なぜかオカマ言葉で話す)、原田(なんでも器用にこなす音響兼俳優)、沖梓(「あどりぶシネ倶楽部」の紅一点。片桐に思いを寄せているが…)●あらすじ/次回作の構想を練る「あどりぶシネ倶楽部」の面々の前に、とってもかわいい子が現れた。女優の層の薄さに苦労していた神野や原田は大喜び。ところが、その子は「道明クン」という、れっきとした男の子だったのだ。その道明は、雑誌が主催したフィルム・フェスティバルで入選した経験を持つ実力者。神野は最初反感を持つが、やがて道明の実力を認めた。「あどりぶシネ倶楽部」は、新しい仲間を得て活気づく