出版社内容情報
『美味しんぼ』第21集、第22集の内容は以下のとおりです。『ビッグコミックスピリッツ』誌上で好評連載中の大人気料理コミックの文庫版。山岡士郎と父・海原雄山による「究極のメニューVS至高のメニュー」対決は、各巻2回ずつ、計4回にわたる。そのテーマは、「鮭」「鍋」「豆腐」、そしてオーストラリアへ舞台を移した「サメ料理」対「ウサギ料理」。国の方針として多文化主義(マルチカルチュラリズム)を掲げるオーストラリアの食文化についても、興味深く描かれている。また山岡は、ゆう子に対しての自分の恋心にようやく気づく。山岡、団、近城の3人によるゆう子を巡る恋愛模様は、さらに複雑に!
▼第1話/道具の心▼第2話/好みの問題▼第3話/薬味探訪(前編)(後編)▼第4話/野菜今昔物語▼第5話/新・豆腐勝負(前編)(中編)(後編)▼第6話/春の息吹▼第7話/塩梅(前編)(後編)▼第8話/魅惑の大陸(前編)(中編)(後編)●主な登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員。膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)、栗田ゆう子(東西新聞文化部員。山岡と共に「究極のメニュー」を担当する)、海原雄山(名だたる陶芸家、画家であり、「美食倶楽部」を主催する食の探究者でもある。山岡の実父だが、激しく対立する。帝都新聞の企画「至高のメニュー」を担当)●あらすじ/ひょんなことから文化部の面々に食事をおごるはめになった山岡。彼が選んだのはおでんの店だったが、そこの主人は店を継ぐ気がない息子・孝のことで悩んでいた。翌日、山岡を訪ねてきた孝は、フランス料理の修業がしたいので、一流のシェフを紹介してほしいと言う。山岡は、その申し出を引き受ける前に、孝には料理人に必要な感受性が備わっているかを試すため、彼を連れて京都へ向かった。そして訪れたのは、「有次(ありつぐ)」という調理器具専門店の老舗だった…