小学館文庫<br> カムイ伝 〈9〉 銀札くずれの巻

小学館文庫
カムイ伝 〈9〉 銀札くずれの巻

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  • サイズ 文庫判/ページ数 424p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091920393
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

徳川幕府による厳しい身分制度下、権力の重圧にあえぐ者たち。多彩な人物群と雄大な構想、透徹した歴史観で綴る白土劇画の代表作であるばかりでなく、日本コミック史上に燦然と輝く名作。

▼第1章/無人流▼第2章/非常法▼第3章/再会▼第4章/銀札くずれ▼第5章/意図あり●主な登場人物/カムイ(厳しく差別される身分から自由を求めて脱出し、忍びと化した天才忍者)、正助(優れた知能で社会を改革しようとする農民)●あらすじ/日置藩では、凡庸な領主のもと、城代と目付けの権力争いが続き、領民は貧困と圧政に苦しんでいた。そんな折、新開地の鍬下年季延期にからんだ身分差別の強化が実施される。そのため正助ら農民は、苔丸たち夙谷の住人の協力なしに農作業をしなくてはならなくなってしまった。その上、藩財政の建て直しと、藩権力を一手に掌握しようする目付け橘軍太夫らによって、非常法の採用・藩札の発行が行なわれる。これは、流通市場から正銀を吸い上げ、底をついた藩庫や藩士たちを救うというものだが、同時に物価の高騰を招き、民衆をますます苦境に追い込むことにもなるのだった……。●その他の登場キャラクター/ナナ(カムイの姉)、苔丸/スダレ(夙谷の住人で、正助の協力者)、ゴン(花巻村の農民)、草加竜之進(元次席家老の息子)、笹一角(元日置藩剣法指南役)、夢屋七兵衛(金の力で権力に対抗しようとする商人)、赤目(カムイの忍びの師匠。忍び

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かふ

10
積読本の下に遭難しそだったのを引き上げて久しぶりに続きを読む。けっこうグダグダしてきいてはいるのだが。藩の財政を潤すために藩札をばらまいて、スーパーインフレと化し農民は困窮していく。それに鞭打つような自然災害にも見舞われてついに一揆へ。それを鎮圧するのは非人であり、正助の誰もが平等な社会もなかなか光が見えない闇の中。その非人の掟の中で百姓の娘と恋に落ちた男のリンチが凄まじい。鼻を削がれ耳を切られる。カムイは狂人に変装して、落ち武者となった男を鍛えているのだが。侍で生きるのも厳しい現実の中で竜之進の迷い。2017/09/15

koyasho

1
非常法発動で粗悪藩札が乱舞する日置藩。百姓たちが一揆の機運を高めていく陰で、無人流の使い手・橘玄蕃が暗躍する第9巻。2012/11/15

うぃ

0
3.0 怒濤の大河ドラマで、面白いんだけどカムイほとんど出てこない。2017/04/16

佳蘋(よし)

0
再読

ポンくん

0
自宅にあり2021/04/17

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