小学館文庫<br> カムイ伝 〈6〉 八方変現の巻

小学館文庫
カムイ伝 〈6〉 八方変現の巻

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  • サイズ 文庫判/ページ数 403p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091920362
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

徳川幕府による厳しい身分制度下、権力の重圧にあえぐ者たち。多彩な人物群と雄大な構想、透徹した歴史観で綴る白土劇画の代表作であるばかりでなく、日本コミック史上に燦然と輝く名作。

▼第1章かくれみの▼第2章・助命金▼第3章・八方変現▼第4章・掟返し●主な登場人物/カムイ(下忍となった夙谷の民)、正助(庄屋も一目置く貧しい農民の子)、草加竜之進(謀殺された次席家老の遺児)●あらすじ/厳しい身分制度がしかれていた江戸時代の日置藩領。目付けの橘軍太夫と結託した悪徳商人による不当なマユの買い付けに農民の不満が爆発し、一揆に発展する。この「玉手一揆」は、花巻村の正助による巧妙な戦術により農民側の勝利で終わるが、その後の責任者の追及は厳しかった。一揆の首謀者として捕えられた正助は父・ダンズリと共に苛酷な拷問を受ける。が、苔丸らの尽力によって正助のアリバイが認められ、無罪放免となる。釈放された正助は、夙谷の娘でカムイの姉であるナナと愛しあっていることを公表する。この身分制度の壁を乗り越えた二人の愛は、領民の結束をより固めることになった。一方、カムイは、自分を忍者として育ててくれた赤目が“抜忍”となったことで、その殺害を命じられる。自由を求めて忍びの道に入ったカムイであったが、この世界にも自由が存在しなかったことを思い知らされ苦悩する。その赤目は新興商人・夢屋と組んで日置領内で秘かに活動していた………

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫丸

13
正助が百姓の自立を促す決め手とした新田開発と商品作物栽培は、結果的に藩財政への助力にもなっている。本源的蓄積に資することにより、未来の搾取を先取りすることにもなるジレンマ。やはり間違った制度を改革するのは経済ではなく法の範疇にあると思わざるを得ない。2022/11/21

入江

7
漫画だからというのもあるが、どの階級の人間からもパワーを感じる。「侍がなんだ! 百姓も非人もない! 見ろ! 生まれた時は、だれも同じじゃ」(正助)2017/05/11

ひねもすのたり

4
命を賭するという言葉の重みを痛感した第6巻でした。2012/10/20

koyasho

1
赤目vsカムイ。抜け忍赤目のカムイ対策がエグすぎる。2012/11/15

うぃ

0
3.0 ちょっと誰が誰やら話がこんがらがってきた。2017/03/12

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