小学館文庫<br> 地球を呑む 〈2〉

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小学館文庫
地球を呑む 〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 257p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091920072
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

その美貌で男を虜にする妖女・ゼフィルス。彼女の正体を探るようにと、大酒飲みで、女にあまり興味のない関五本松に白羽の矢があたる。果たして、ゼフィルスの正体とは?その目的とは? ゼフィルスの手によって、世界は破滅への序曲を奏で始める!

▼第13話/アダジオ・モデラート▼第14話/バルス・ラプソディー▼第15話/インテルメッツォ▼第16話/フーガ▼第17話/メヌエット▼第18話/ポロネーズ・メランコリック▼第19話/プレスト・パセティック▼第20話/コーダ●登場人物/関五本松(ゼフィルスの虜になった関少尉の息子。大の酒好きで、女にはあまり興味がない)、ゼフィルス(謎の女。彼女を見ただけで男はみなその虜となる)●あらすじ/ゼフィルスは、亡き母の遺言「文明と男への復讐」を遂行するため、その娘たちが紛した幻の女だった。だが末娘・ミルダが五本松に恋をしてしまったために、彼女たちの結束が崩れていく。そして、ゼフィルスの国・マムウ共和国から逃げだした五本松は、やっとの思いで父の元に帰り着くのだった。その姿を目撃したミス・クリトス(モンテ・クリトス)も、彼の人柄に惚れ込んでしまう(第15話)。▼マムウ共和国を逃げ出したミルダと、ミス・クリトスの間で、五本松をとりあう女の闘いが始まる。だがその間にもゼフィルスの復讐計画は着々と進行。世界中に金が大量にばらまかれ、各国は大混乱に陥る(第16話)。●主な登場キャラクター/安達原(日本の五大企業体のひとつ、安達原コンツェルンの社長。ゼ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

活字の旅遊人

35
人間の欲望か。その顛末も因果応報、輪廻転生と言うがごとし、か。欲望を語る為には、性欲を外せない。1968年当時、人気マンガ家がこういう描写をするのは、どのくらいのインパクトがあったんだろうか? ミルダがまさかの……。大人としてはかなりの読み応えだ。社会風刺SFの鏡だな。2022/06/22

たらちゃん

9
ミルダは愛を知った幸せとそれ以上の辛い思いを背負いました。私ならどうするだろう。発狂しそう。2018/03/21

みのにゃー

4
処分前の再読。ある女の復讐劇に巻き込まれた関五本松の冒険。絶世の美女より酒が好きという好漢。本編とは別のスピンオフみたいな作品が、とてもいい。2020/06/14

しんじま

2
まさかこういう終わり方になるとは思わなかった。男社会に踏みにじられた女たちの復讐、みたいなテーマて手塚治虫ちょくちょく描いていたと思うんだけど、どちらの善悪も描いて片一方に傾倒しないんだよねこの人。2011/12/16

えむい

1
図書館にて。なんか色々すごかった。2009/06/10

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