小学館文庫<br> あの窓

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小学館文庫
あの窓

  • 吉村明美
  • 価格 ¥618(本体¥562)
  • 小学館(2005/01発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091915672
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

S.Mori

16
作者の作品は初めて読みましたが、どの作品も味わい深く感動的で気に入りました。かなり深刻な内容ですが、結末は爽やかなので安心して読めます。「あの窓」が一番の好みです。恋多き母親を持った娘のハルは、幼い時から苦労の連続でした。ある時に母親は今度こそ良い人を見つけたと言って、家を出ていくのですが……。遠くに見える普通の家庭のともしびを、「あの窓に憧れている」と言うハルの心情が切ないです。自分のことを負け犬と言う母の中学時代のクラスメートが、救いになります。愚直さがこの世の悲しみを救うのかもしれないと思いました。2020/06/25

みや

1
短編でこんなに描けるってすごい。2014/03/08

ジェミジェム

1
吉村明美さんの短編を初めて読みました。とても魅力的な漫画を描く人だから、たっぷり味わえる長編作品にはやっぱりかなわないけど短編も良い!たまらなく切ないんだけど何だかホッとするっていう彼女らしいテイストも短編だからって濃度が薄いかというとそんなことない。短いから逆に刹那的な要素が増して余計切なくなったり感動したり。そしてなんといっても主人公の女の子たちの魅力や深みをたった1話分のページの中に表現できちゃうのがすごい。そして今回は巻末のエッセイがとてもよかった。毎回文庫版ならではのたのしみ。2012/01/02

絵具巻

0
文京区立真砂図書館で借りました。2013/09/24

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