出版社内容情報
恋愛を心理学的に描いた現代人の必読書。
心理学博士・森依四月の専門は「恋愛」である。恋愛クリニックを営み、恋に迷う人々へのカウンセリングを続ける彼の持論は「人は幸福になる義務がある」。そしてもう1つ、「すべての幸福は恋愛的瞬間から始まる」。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南
11
人には、それぞれ歴史がある。2017/01/19
たま
11
難しい、けど読めて本当に良かったというのが正直な感想。これから何度も読み返したい漫画です。他人のことはおろか自分のことも完全に理解できないし説明できないから不安になったり怖い思いをしたりするので、カウンセラーの森依先生が理路整然と理屈を述べてくれることに人は安心するのかなぁと思いました。収録されているお話全て良かったけど、一番ぐっときたのは第一話。女性に生まれたことがコンプレックスになっている人を救う言葉がいっぱいで、登場人物と同じく、誰かにそう言ってもらいたかったんだと私も強く感じました。2014/11/23
aoneko
9
脈絡と流れているのは、幸福になろう、生き延びよう、愛そうとする前向きな強い意志。実感を通した理屈。欠乏感の強いほうが必要なものを得やすい...のだとすれば。ヨルはどうなったかな 2014/09/26
還暦院erk
6
訃報を知ってから購入。ウォッカを手に診療(?)をする森依。長髪イケメン心理カウンセラーとして大学で教え、ビル内の自分のクリニックに有名人も学生も次々来る…って何てバブリィなトンデモ設定!出てくる面々もどこかしら浮世離れしていて、スタイリッシュな現代劇を見てるみたい。その中で第7話の素材に驚いた。物議をかもしそうなお話だけど、結末はこの巻の中で一番好き。絵としては7脚の椅子と6人の女が出てくる見開きページがめっちゃ印象的だった。2016/05/06
ちぇしゃ
5
【再読】吉野朔実と出会わなければ、わたくしは何をしていたのでしょうか?と思うほどに大事な漫画家さん。その中でもひときわ大好きな作品の2つのうちの1つ。自分が恋愛や性愛の心理学に興味を持つようになったきっかけでもあります。(2巻へ続く)2014/11/08