出版社内容情報
日本SF大賞に輝く傑作長編、待望の文庫化
他人の夢の中に入り込むことが出来る”夢先案内人”の渡会時夫は、ある事件から7年間眠り続ける少女・十条青羽の”夢”を探査する依頼を受けた。夢の中の青羽は幼い女の子の姿で、ある島に暮らしていた。その島「バルバラ」は時夫の息子・キリヤが密かに創っていた架空の島と何故か多くの共通点を持っている。さらに調査を進めるにつれ、浮かび上がってきたキーワードは「火星」「若返り薬」・・・。やがて！？
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あたびー
47
100分で名著を漸く見てこんな名作を読んでいなかったと気付き慌てて購入。両親の無理心中とスプラッタな経緯のせいで眠り続ける少女青葉。他人の夢に潜り込める渡会は青葉の夢がバルバラ異界という一個の世界を形作っていることを知るが、それは離れていた息子キリヤが作ったものだった。青葉の祖父に当たるエズラが発明した細胞活性薬はどう絡んでくるのか。火星は？父に捨てられたと思っているキリヤのむき出しで痛々しい感情など、人間関係も複雑。早く2巻来ないかな。2021/06/18
雪紫
34
再読。やっぱり萩尾さんは一端読むと止められない。2021/01/13
雪紫
33
再読。最終巻でバルバラだけで終わる予定でつじつま合わせでした。とか明かされても信じられないくらいの作り込みと神秘さよ・・・。先に進むのやっぱり止められない。2020/10/10
かおりんご
24
漫画。なんだろう。不思議な世界。バルバラとは？青羽のおじいちゃんにあたるエズラはどこにいるの？夢の世界はどうして、キリヤとリンクしているの？続きを読めば、分かるのだろうか。2021/01/05
まりもん
19
友人に借りて読了。夢の世界と現代の世界に最初とまどった。夢の中へ入っていく仕事って大変。2014/06/28
