出版社内容情報
上海事変の最中、再会を果たした湖都、サジット、将臣。だが、奪われた息子・真の行方を追ってインドの地を踏んだ3人を苛酷な運命が待っていた。サジットを襲う凶弾、絶望の淵に沈む湖都、ハルピンへ赴任していった将臣。そして、死病を抱える将臣の気持ちを知った湖都は冬のハルピンに向かった・・・。戦火のアジアを恋人たちが駆け抜ける円舞曲シリーズの完結編。番外編「月下香小夜曲」を同時収録。
上海事変の最中、再会を果たした湖都、サジット、将臣。だが、奪われた息子・真の行方を追ってインドの地を踏んだ3人を苛酷な運命が待っていた。そして湖都はハルピンへ向かう…。円舞曲シリーズの完結編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カキ@persicape
10
読書の趣味が瓜二つな知人から絶対好きだから読めといわれた本作。ヒロインから香る自己陶酔。自分の感情をさも当然のように振り回す純粋ゆえの激情。あぁ憎たらしい。ストーリーは詰め込んだ感があり多少窮屈。だが、知人は将臣に沿った物語展開を私にプッシュしたに違いない。未だかつてここまで儚く男前で美形なキャラは読んだことがない。生涯君の半生を忘れまい。良いツンデレとはなんぞやと各所オフ会で議題に上がりその後も考察してたが、今なら断言できる。これぞ少女漫画における理想のツンデレですよ。最近のツンデレは中途半端だぜ‼︎2017/06/18
kinoko_kinako
3
4.0点 主人公だけなぜこんなにモテるのか? 男性陣がみんなすてき。なんかに似てると思ったら乙女ゲー。2011/05/06
punto
2
将臣さん、そうきたか!サジットの展開にはびっくりしたけど、このラストはなるほどなと思った。「将臣さんは相手役の一人」。なるほど。2013/06/30
みなみ
1
ふと、最終巻の後半だけ読み返したのに、涙しました。将臣……ずっとこの人が切なくって読んでたんですが、胸がぎゅっとなり過ぎます。愛に包まれたのは彼じゃなくて、彼が愛を包んでくれてたんだなー。2009/11/23
どんちき
0
文庫に白木蘭まで入ってるじゃないの…。ダブって買ってしまった。まあいいか。しかし将臣さん最後まで儚い人だったな。2014/04/16