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出版社内容情報
始皇帝、項羽、劉邦や武帝………英雄・豪傑が次々登場してダイナミックに展開する古代中国の歴史。司馬遷が精根こめて著した、中国古代史の第一級の歴史書『史記』の世界が、コミックとなって今鮮やかに蘇る!
▼第1話/淮陰侯韓信▼第2話/禍、これより始まらん▼第3話/後継者争い▼第4話/呂后専横●主な登場人物/韓信(第1話)、蕭何(第2話)、戚姫(第3話)、呂后(第4話)●あらすじ/前202年、劉邦は「高祖」を名乗り漢王朝が成立する。この漢王朝成立に多大な功績のあった武将・韓信は斉王となっていた。その力を怖れた劉邦は、韓信の力をそぐため斉から楚に移封する。それでも安心できない劉邦は、敵将を匿った罪で韓信を王から侯に格下げする。猜疑心の塊となっている劉邦からの度重なる理不尽な仕打ちに、このままでは誅殺されると感じた韓信は、謀反を企てる………(第1話)。 [他全4話]●その他の登場キャラクター/鐘離眛(第1話)、鯨布(第2話)、周昌(第3話)、如意(第4話)●その他のデータ/『史記』関連年表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とみやん📖
13
呂后の専横が本当に酷い。それにしても、漢王朝も統一後はしばらく反乱続きで鎮圧に苦しんでいたのがよく分かる。劉邦自らが最後まで戦地に赴いていたのは立派。蕭何に運命を左右された韓信、秦・楚・漢に仕え最後は劉邦に一糸報いたげい布など、波乱の人生。劉邦の晩年を通して権力を手にした者が必ず取り付かれる猜疑心の怖さを思い知る。それにしても、蕭何、張良、陳平はさすが。恵帝は子供の頃には父に車から下ろされ見殺しにされ、末期は母に見捨てられ、本当に悲しい人生。2020/08/17
Tomoichi
8
韓信の失脚、劉邦の死後に始まる呂后による劉王朝乗っ取りが多くの悲劇を生む。支那のお家芸の基本形がここにある。2022/09/24
Hiroki Nishizumi
6
劉邦は天下を統一するも猜疑心の固まりとなった晩年には韓信をも・・・ そして呂后の嵐が・・・2015/06/12
白義
5
前半の劉邦の疑心暗鬼と反乱乱立は長じた権力者によくあることだと思ったが、呂后が殺しすぎでそういう感想も吹っ飛んだ。こんなに毒が乱舞する宮廷住みたくないな。そりゃ恵帝も世を儚むだろう。このタイミングでの日蝕は確かに何かしら意味付けしたくなるし、古代の人からすればなおそうだろうな2012/11/08
Yanabod
4
英雄無き後の世界こそ国は乱れる。そして女性の嫉妬心ほど恐ろしいものはない。劉邦の死後の呂后の復讐が余すところなく描かれる。 徐々に呂氏対劉氏の戦いへと移り変わる。。。2016/08/11