出版社内容情報
最新科学技術で誕生した超人組織「虹組」のひとり・No.吾が、恋した女性・マトリョーシカをさらって逃亡した! かつてないスケールで迫る松本大洋最長編が、A5判・カラーピンナップ付きで新装発売!!
▼第9話/wonder land 不思議の国▼第10話/snow field 雪原の追手▼第11話/vision ビジョン▼第12話/many places この星のいたるところ▼第13話/fifteen years ago 10年前▼第14話/ten years ago 10年前▼第15話/gone days 過ぎ去りし日々▼第16話/cottage 山小屋の吾●主な登場人物/No.吾(ファイブ。「虹組」の裏切り者。天才スナイパー)●あらすじ/逃亡を続ける吾に差し向けられた、次なる刺客は“双子の魔導師”No.死(フォー)。幻惑の世界を創り出し、そこに相手を引き込むという彼らの攻撃の前に、すでに長い逃避行で疲れ切っていた吾は苦戦を余儀なくされる。大きな距離を隔てて展開される精神戦のゆくえは…?(第9話)●本巻の特徴/豪傑・岩(シックス)亡き今、ついに刺客は吾より若いナンバーに! 繰り返される死闘、それを見守るNo.王、そして虹組と敵対する新たな組織の暗躍も…。冒険はさらに加速する!!●その他の登場人物/マトリョーシカ(吾が恋して連れ出した女性)、No.王(ワン。虹組の首領)、No.死(フォー。双子の妖術使い)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bo-he-mian
11
ちょっと私的・松本大洋バナシをすると、実は大洋さんが頭角を現して注目されていた「花男」とか「鉄コン筋クリート」の頃は、イマイチ乗れなかった。で、大洋好きの後輩から「日本の兄弟」を勧められて、イヤイヤながら読んだのだが(ゴメンなさい)・・・表題作が、それまでの大洋マンガの印象と違って、ボリス・ヴィアンの小説をマンガにしたようなめっちゃシュールな世界・・・クジラが空飛んでたり、犬の顔が花になって咲いてたり! というのに目からウロコが落ち、この方向性だったらファンになる! と180度志向修正をしたのだった。2020/01/11
jun_mg
1
すごくいい。2014/07/31
ちゃんはる
0
No.死が最後に上手く世界を創れなかった時に、マトリョーシカが「死のヘタッピ」と岩陰から出てくるシーンが好き。幸せそうなシーンの後王が叫んでいて、平和隊じゃない私も「うわぁあ」と共感してしまった。2012/12/24
ばー
0
美しく独創的な。2012/10/21
蘇芳
0
死と王とマトリョーシカと、同じようでみんな違う。ビクトル意外と好きなんです。2011/07/21