出版社内容情報
伝えたい情景を豊かに描く、新鋭作家・岩岡ヒサエの初単行本。表題作「しろいくも」を含む全14作を収録。
▼第1話／「むかしむかし」▼第2話／マタ今度ネ▼第3話／こあくまとよる▼第4話／骨董屋さくら堂▼第5話／しろいくも▼第6話／ヒミズの丘▼第7話／夢の国▼第8話／ぶどう摘み▼第9話／おウチに帰ろう▼第10話／はなのはなし▼第11話／花の咲く道▼第12話／たまごの水▼第13話／ホッピーズベア▼第14話／「在るところへ」●あらすじ／ただのペットボトルを「ばあさんの水筒」と呼ぶおじいちゃん。他人にとってはどうでもいい物でも、おじいちゃんにとっては、死んだおばあちゃんとの思い出がつまった大切な品物だ。おばあちゃんがかわいがった老犬シロもまた、かけがえのない存在。ペットボトルは踏まれてしまったけど、おじいちゃんはそれに怒ることもなく、シロと散歩に出かける…（第5話）。●本巻の特徴／逝ってしまったおばあさんが残した、たったひとつのもの。それを慈しむおじいさんと犬の静かな時間??表題作「しろいくも」を含む全14作を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神城冥†
45
ちょっとブラック要素も入っている短編集。独特な世界観。「しろいくも」と「おウチに帰ろう」が好き。2017/10/23
リッツ
20
静かに浸透してくるような物語たち。どれもがとても丁寧で作者の胸の内に広がる世界に魅せられる。なんだろう？この懐かしい様な感じと最後に書かれた作品初出を見たら同人誌がほとんどで妙に納得。知らない作家さんだったけど、目にとまり、何となく気になって二冊買って良かった。次も楽しみ。2017/03/13
emi*
11
本屋さんで表紙と帯の文に惹かれ、読書メーターで皆さんの感想を読んで購入。自然や亡くなった人たちへの畏敬の念が感じられる。絵はほっこりと暖かい。タイトルのお話がとても良かった。他作品も読んでみたい漫画家さん。2012/10/21
reeree
9
[http://mediamarker.net/u/reeree/?asin=4091885314] ・「「むかしむかし」」 ・「マタ今度ネ」 ・「こあくまとよる」 ・「骨董屋さくら堂」 ・「しろいくも」 ・「ヒミズの丘」 ・「夢の国」 ・「ぶどう摘み」 ・「おウチに帰ろう」 ・「はなのはなし」 ・「花の咲く道」 ・「たまごの水」 ・「ホッピーズベア」 ・「「在るところへ」」 大人の絵本てかんじのファンタジーで優しい短編漫画集。 優しくない感想になりますが。 「しろいくも」のおじいさんの片付けられなさ2015/09/08
滝沢キック
5
絵柄とお話がこれほどあっている人も珍しいと思います。2009/03/05
