IKKI COMIX
ディエンビエンフー 〈1〉

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  • サイズ コミック判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784091883735
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

▼第1話/終わりと始まり▼第2話/2人の家族▼第3話/森の中で▼第4話/脱走計画▼第5話/野良犬たち▼第6話/傷ついた虎▼アオザイ通信

●主な登場人物/ヒカル・ミナミ(米陸軍機関誌「星条旗新聞」特派員カメラマン。日系米国人)、“彼女”(ヒカルが出逢った謎の戦闘美少女。口ぐせは「ンクク」)
●あらすじ/1965年――南北に分かれて対立するベトナム、戦時下。アメリカは南ベトナムを支援し介入、軍事援助をしていた。日系米国人のヒカル・ミナミは、陸軍機関紙の派遣カメラマンとして南ベトナムの首都・サイゴンに入るが、そこで彼を迎えたのは、麻薬・暴力なんでもありの泥沼な現実だった…(第1話)。
●本巻の特徴/戦時下のベトナム。従軍カメラマンのヒカルは、突然現れた“彼女”によって、命を救われる。南ベトナムのベトコン兵士だと思われる“彼女”に恋をしたヒカルだったが…?
●その他の登場人物/おばあちゃん(“彼女”を「プランセス(=お姫様)」と呼び、レッスンをつける。口ぐせは「だど」)、ティム・ローレンス(陸軍特殊部隊「グリーンベレー」所属。口ぐせは「もっとマシな戦争をやろう」)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いちろく

33
戦争は綺麗事ではない。ベトナム戦争を舞台にした従軍カメラマンの主人公とゲリラの少女の出会いと恋愛を軸にした終わりから始まる物語のはず???一見ほんわかとした絵で紡がれる、血や肉が飛ぶ激しい描写が少なくない内容。酷い描写を通じて戦争の凄惨さも伝えているなら、納得はいく。と、真面目な事を書きつつも、主人公は◯◯(自主規制)ばかりするし、ババアは強いし、兎に角、絵と内容のギャップが色々な意味で凄い作品。色々が何かは、読めば納得出来ます。全巻読了。 2019/10/22

眠る山猫屋

21
再読。1965年ベトナムで出会った日系人の軍属カメラマン・ヒカルと、謎の殺戮マシーン・お姫様の出会いに始まる物語。とんでもなく情けないヒカルは人間らしさの塊みたいで、また対になるお姫様は人間から感情や理性を剥ぎ取ったような存在で。〝ふたりはまだお互いを知らない〟わけで。 ヤーボ大佐の表情が時折恐ろしく、パクさんの孤独な闘いは、こんなにも可愛らしい絵柄なのに哀切。やっぱり凄い作品なのか?2017/04/05

S 2

14
かわいらしい絵柄に中々に重量感のある内容。命が紙より軽い世界だ…2021/01/24

かやは

12
ベトナム戦争の漫画。可愛らしい絵柄で読みやすくなってはいるが、相当残酷でごちゃごちゃした闘いだったことがよくわかる。当事者同士じゃない者が闘うから、なかなか決着がつかなかったんだろうなあ。第三者は介入してはいけないんだろう。2016/11/03

kanon

11
SF作家、西島大介さんによるベトナム戦争。最初からバッドエンドになるのは決まっていて、そこに至るまでになにがあったのか、そういう話。もう少し詳しく言うと、米軍がベトナムに本格的に介入していく1965年から、ついに完全撤退する1973年までの物語。でもベトナム戦争はこれらの年に限った事では無いんだよね。いわゆる、壮大なラブストーリーだ。「もっとマシな戦争をやればいいのに」。やらないのが一番だろうが、確かにその通り。目的とかもほぼ消え失せてるこんな戦争意味が無い。野良犬達の生き様にも燃えた。格好良いよお前ら!2013/02/12

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