出版社内容情報
金融会社のサエない営業員…その正体は、会社のオーナーにして闇の魔術師!! ふたつの顔を持つ男が、世にはびこる悪を斬る!! 鬼才・細野不二彦が描く、本格トリック・サスペンス!!
▼第9話/夢▼第10話/罪と罰▼第11話/マフラー▼第12話/1人息子▼第13話/ナワバリ▼第14話/頭金▼第15話/親友●主な登場人物/春居筆美(=Dr.WHOO。日頃は「月影ファイナンス」のダメ営業員だが、その実体はオーナー。さらに、華麗なマジックで相手を幻惑し圧倒する、謎の魔術師の顔を持つ。周囲はその正体を知らない)、小泉じゅん(窓口係。月影ファイナンスの職場の花)●あらすじ/小学生の恭平は、新しい父親から虐待を受けていた。父親は、恭平の母親を風俗で働かせて酒とギャンブルに明け暮れ、母親が別れ話を持ち出すと刃物を振り回すような男。警察もアテにならず、自分で父親を殺そうとまで思いつめる恭平を見て、友だちの九屈勇希は、以前自分の父親の会社を助けてくれたDr.WHOOに連絡をとる。話を聞いたWHOOは、父親に近づいてギャンブルに誘い…!?(第9話)●本巻の特徴/実業家としてのシビアな顔を持ちつつも、弱き者には手をさしのべずにいられないDr.WHOO。その華麗なトリックが、現代社会の闇を斬る!!●その他の登場人物/巣鴨店長(よくいるタイプの管理職。実は春居の腹心。手堅い財務処理をする)、赤坂(やたらといばる春居の上司)、青山ネネ(窓口係。社内の事情通)、
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カラシニコフ
6
刑事って最低だな。ジャイアンとのび太の関係って、なんか嫌だなぁ。 ★★★☆☆2016/02/25
KAZOO
6
ダブルフェイスの2巻目です。ファイナンス会社に来る人を少しでも救おうとする姿勢は物語だからこそのものだと思います。読んでいてホッとする部分が多いですよね。2013/12/29
だまし売りNo
5
平凡そうな人物が法で裁きにくい社会悪を裁く設定は、よくあるパターンである。たとえば『特命係長・只野仁』がある。本作品のユニークさは、主人公が貸金業者というステレオタイプな見方では社会悪になりそうな職業であることである。主人公は債権や債務があるかないかという点を自分の正義の執行の基準としている。 2018/05/21
kinoko_kinako
2
電子 無料2016/02/24
とまと
2
再読。読み終わってスカっとする話が多く、爽快な気分になった。2011/10/05