出版社内容情報
あの頃、彼らは少年だった。そして今、人類は滅亡する。20世紀を生きてきた少年達は、いかに世界を救い戦ったのか…最後の冒険が、始まる。
▼第1話/絶望の淵▼第2話/成分表示▼第3話/1970年の嘘▼第4話/旧交▼第5話/全身全霊▼第6話/宇宙人▼第7話/サダキヨの決意▼第8話/廃墟▼第9話/ゴジラ▼第10話/母の言葉▼第11話/ヤマネ君▼第12話/理科室の思い出●主な登場人物/遠藤健児(通称ケンヂ。2000年末、自分が子供の頃書いた「よげんの書」通りに、謎の男“ともだち”が世界を滅ぼそうとしているのを知り、仲間と共に戦い、命を落とす)、遠藤カンナ(ケンヂの姉・キリコの娘。17歳の女子高生。現在、チャイナタウンにある中華料理店「珍宝楼」でアルバイト中)、小泉響子(カンナと同じ高校に通う女子高生。ケンヂの行方を追い、“ともだちランド”に送り込まれたが、何とか洗脳を逃れて帰還)●あらすじ/“ともだち”に追われる同級生・小泉を救うため、校長と一緒に学校を飛び出したカンナ。だが、途中で“ともだち”が自分の父親であることを告げられ、深い絶望に陥ってしまう。見知らぬ若者たちの車に乗り、ドラッグに手を伸ばすカンナ。だが、彼女の心にケンヂの言葉が……!?(第2話)●本巻の特徴/戦う意志を取り戻したカンナは、小泉やヨシツネと合流。モンちゃんが残したメモを頼りに、母・キリコの行方を
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
25
【再読】出生の秘密を知り荒れてしまうカンナ。しかし回想のケンヂが彼女の心を取り戻していく。フクベエ、モンちゃんに続きサダキヨも死んでしまった。悪夢のような未来でこの先何人の同級生が犠牲になるのか? という不安感が否応なくあおられる。物語は、今読んでいる2014年を追い越していこうとしている、不思議な感覚を持って読んでいる。2014/12/25
ヨル
22
面白いねこれ。ちゃんと伏線とか謎がきちんと回収されそうな予感。そして中だるみしないでドキドキで最後まで突っ走りそうな期待。先が気になる。地球の危機がご町内の同級生の人間関係に左右されちゃうところがすごいけど。浦沢直樹のおっさんカッコイイ。2019/01/10
眠る山猫屋
22
失踪していたモンちゃんの最期が語られ、サダキヨが己の闇と向かい合った時、絶交が始まる。絶交久々(苦笑)前巻に続いて関口先生、他者を癒やし、カンナもまた、前を向く。けれど更なる過酷な真実がカンナを襲い、母の悲劇がまた…2012/11/13
momogaga
19
カンナの超能力が覚醒してきている。ともだちの超能力はもっとすごいのか!!2015/08/21
サルビア
17
父親がともだちだと知ってしまったカンナは放心状態だった。2016/12/17