出版社内容情報
あの頃、彼らは少年だった。そして今、人類は滅亡する。20世紀を生きてきた少年達は、いかに世界を救い戦ったのか…最後の冒険が、始まる。
▼第1話/ゆーみん党▼第2話/逃走▼第3話/つながり▼第4話/愛と平和▼第5話/七色キッド▼第6話/光▼第7話/爆破▼第8話/秘密基地▼第9話/ロボット会議▼第10話/地下の帝王▼第11話/闇の奥●主な登場人物/遠藤健児(通称ケンヂ。自分が子供のころに書いた「よげんの書」通りに、謎の男“ともだち”が世界を滅ぼそうとしているのを知り、戦う決意をする)、ショーグン(バンコクの裏社会で、トラブル処理を請け負っている謎の日本人。その正体は、ケンヂの幼なじみ、オッチョだった)●あらすじ/2000年、夏。タイはバンコクの暗黒街に生きる謎の男“ショーグン”。彼は偽造ビザでバンコクに滞在し、やっかいなトラブルの処理を請け負っている。ある日、ホテルから「日本人観光客が薬のやりすぎで死にかけている」という連絡が入った。駆けつけたショーグンに、虫の息のその男は最後の力をふりしぼって「ともだち」の名を口にする……(第1話)。●本巻の特徴/友民党の党首・万丈目をはじめ、不審な動きをみせる“ともだち”の組織。そして、その一味に命を狙われるショーグン。そんな彼のもとに、一本の電話がかかってきた。受話器の向こうで電話の主は、ショーグンに向かってこう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
26
【再読】オッチョがタイでの活動を切り上げざるを得なくなる事件に、既存の裏組織と〝ともだち〟組織の暗躍があった。有名なあの台詞「ケーンヂくん! あーそーびーまーしょ!」が出てきた(笑)敷島教授って、実在のO槻教授にそっくり。映画では原作と似ているキャラが多いと感じたが……本書の初版の時期を見ると2001年3月なので、雑誌連載時を考えると同時代のパラレルワールドという目で見ても面白いな。2014/12/22
サルビア
17
ケンヂが救世主に! 自分がその立場だったら立ち上がれるのかな。2016/11/29
Hammer.w
16
シーモアでデジタルVerを購入して再読。4巻まで大人買いしました。この巻ではないですが、オッチョの「ラヴ&ピースは一時休戦だ!」は名言です。ケンヂの作曲から歌う姿勢が一番好きです。伝えたいことを書けばいいんだ!あとは勢いで何とかなる。カッコいいです。2023/05/10
檜村
16
ケンヂ曰く、『ロックは27歳で死ぬ、俺はロッカーじゃなかったのか』僕も似たようなことを考えてた時期がありました笑。ケンヂとオッチョの生き様もロックでカッコいい!2016/09/06
眠る山猫屋
15
ショーグン、偶然にも“ともだち”一派と対立す。のちの巻で語られるが、ショーグンには偶然の巡り合わせはないのか。意外なところで放火君にも再会、悲しい別れがすぐにきてしまうのだが。2012/11/08