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出版社内容情報
「Pの悲劇」「専務の犬」に続く「高橋留美子劇場」単行本第3弾!! おじさんたちの淡い恋心を描く珠玉の短編集!!
▼第1話/日帰りの夢▼第2話/おやじグラフィティ▼第3話/義理のバカンス▼第4話/ヘルプ▼第5話/赤い花束▼第6話/パーマネント・ラブ●あらすじ/単身赴任を終えて、やっと我が家に帰ってきたサラリーマンの林。だが7年ぶりの我が家には、見知らぬ犬と見知らぬ少年……いや、見知らぬ少年のようによそよそしい息子・真彦がいた。息子とうまくいかないことに悩んでいた矢先、自宅の壁に派手なラクガキをされているのを見つけ、怒りを爆発させる林だったが…(第2話)。▼課の宴会で腹芸の最中に倒れた吉本課長は、気がつくと幽霊の姿で自分の葬儀会場にいた。しかも傍らには、涙も見せず、全く悲しんでいる様子のない妻と息子の姿が…。最期が腹芸の情けない姿だったことを差し引いても、近年妻との会話はなくなっていたし、息子の万引き事件が起きた時も仕事で行けなかったなど、彼らの態度に思い当たる節はあったのだが…(第5話)。●本巻の特徴/高橋留美子が「ビッグコミックオリジナル」に年1作のペースで発表している短編シリーズ。「専務の犬」以来、6年ぶりの最新刊が登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙(サードニックス)
30
『日帰りの夢』『おやじグラフィティ』『義理のバカンス』『ヘルプ』『赤い花束』『パーマネント▪ラブ』の6作品。同窓会、親子、姑と嫁、介護、家庭を省みなかった夫とその妻、単身赴任など身近に起こりうる事をユーモラスに、でもちょっと身にしみる部分もあって良かったです。特に『赤い花束』はお気に入り。2022/04/02
まめむめも
7
なんだか、ありそうなお話ばかり。見せ方がうまいのか?どんどん読んでしまいました。2015/06/13
miporin
6
熟年夫婦の短編オムニバス。どこかせつなくちょっぴり笑える、日常の中の物語。どのエピソードも面白かったけど、宴会中に突然死した冴えない課長が、幽霊となって自分の死にあまりショックを受けていない家族を見ている話(表題作の「赤い花束」)が一番好き。久しぶりに高橋留美子読んだけど、さすがの安定感。2014/08/31
osprey4691
3
登場人物が丁度自分と同年代。自分に降りかかる可能性もあるエピソードって事で、ちょっと入れ込みました。2012/06/15
kenwatan
2
人間関係って難しい 同級会・介護・嫁姑・サラリーマン家庭・単身赴任 妄想と建前 そして現実 怖かったけど Happy End というか 笑いがあって よかった さすが、留美子作品だね。2019/10/05