ビッグコミックス<br> ギャラリーフェイク 〈11〉 顔のない自画像

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ビッグコミックス
ギャラリーフェイク 〈11〉 顔のない自画像

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  • サイズ コミック判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784091846112
  • Cコード C9979

出版社内容情報

美術界を舞台に繰り広げられる、芸術をめぐるミステリー!

▼第1話/からくり奇譚(きたん)▼第2話/贋作紳士▼第3話/砂漠の大画廊▼第4話/八点鐘▼第5話/バブル再訪▼第6話/萩焼の心▼第7話/ダディ・ベア▼第8話/伊万里の道(イマリ・ロード)▼第9話/顔のない自画像 ●登場人物/藤田玲司(贋作専門画廊「ギャラリーフェイク」オーナーで、元ニューヨーク・メトロポリタン美術館学芸員。通称フジタ)、サラ・ハリファ(Q共和国の大富豪の娘。藤田の秘書)、三田村小夜子(高田美術館館長) ●あらすじ/5年ぶりに祖母の墓参りのために故郷に里帰りをしていたフジタ。彼はそこで、従兄から、公民館で行なわれる「お宝鑑定」の鑑定士を依頼される。町民が持ってきた「お宝」は、どれもガラクタばかり。だが、その中に一つだけ、フジタのお眼鏡にかなった品があった。それは、江戸時代の『蟹の盃』である。フジタはそれを500万で購入した。意外な戦利品に喜ぶフジタであったが、一つだけ気掛かりなことがあった。それは、持ち主に言われた「この蟹を身近に置くものは、なぜか心臓を患う」という言い伝えのことであった(第1話)。▼ある日、高田美術館館長・三田村から食事の誘いを受けたフジタは、彼女から、「K県立美術館に三条知事が寄贈した30点の洋画は全て贋作だと思う」と打ち明けられた。実は、フジタは2年前に、三条に会っていた。三条は、昭和初期に贋作家として活躍していた滝川太郎の絵を集めていた。そればかりか、贋作のコレクションをしていたのだった(第2話)。▼名門女子高の文化祭巡りをしているフジタ。その目的は、バザーに出される骨董品であった。思いもかけない名品が、信じがたい値段で売られているためである。フジタは、文化祭の招待券をもらうため、デートクラブでエミという女子高生と知りあう。父親とうまくいっていないエミはある日、フジタに父親からもらったテディ・ベアを届けた。「こんなものタダでくれてやる」と息巻くエミであったが……(第7話)。 ●その他の登場キャラクター/千手(第1話) ●その他データ?世界の美術品/江戸時代のからくり人形『三番叟(さんばそう)』、『蟹の盃』(第1話)、天目茶碗(第2話)、ウィンズロウ・ホーマー『八点鐘』(第4話)、萩焼の『寿山』 (第6話)、テディ・ベア(第7話)、古伊万里の皿(第8話)、佐伯祐三『顔のない自画像』(第9話)

細野 不二彦[ホソノ フジヒコ]
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

wata

50
蟹の盃とからくり人形( ̄□||||!!夏の夜にはぴったりのヒヤリん話。人形が夢に出てきそうでコワイ~っ!2016/07/29

はつばあば

37
一日に一冊は小説を読んでからコミックに移行・・のつもりが、どうしても時間の合間ができたらコミックに走ってしまう。美術というものの持つ、ゆとり感がいつの間にか、マスゾエ氏のように老いてからの権力の象徴を手放したくない輩と金の亡者をつくるようになっている2016/06/09

くりり

36
再再々読、恐怖の蟹道楽じゃなかった、からくり人形、心の蔵をば…か~え~せ~!2016/07/19

山田太郎

26
美術関係の知識は結構このマンガから知ったような気がする。佐伯祐三もこのマンガから。イースタンユースのジャケットにも使われていたりして、音とジャケットが合ってすごいなと思った記憶が。2018/11/22

山田太郎

16
これだけものの価値がわかれば商売もやりやすいんだろうなと。結構高級なもの扱ってる割にせこい商売してるような。さかりがついた猫がうるさい上にそれに反応した犬が吠えまくりでどうもうちの家のまわりはいかんな。2023/04/21

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