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出版社内容情報
子どもの頃のピュアな心を失ったと自覚する瞬間…。そんな思春期特有の喪失感を、少女たちが性を通じて露わにするときの気分を、独特の感性で描き出す。
▼第1話/「せんせい」▼第2話/反コギト▼第3話/なつかしのメロディ▼第4話/かくれ家▼第5話/「千秋のおもい」▼第6話/「ラブ・イズ・ブラインド」▼第7話/眼鏡▼第8話/電車の男▼第9話/くらいみち▼第10話/降り積む雪▼あとがき ●あらすじ/高校教師・山口は、私立の女子高に勤め始めて3年になる。毎日6時間の授業、放課後には会議、休日は教材の準備… 彼の日常には、心休まる時間が存在しなかった。そんなある日、内心気に入っている受け持ちのクラスの生徒・佐藤奈美が彼に近づいてくる。遅くなったその日、彼女は家が近いからといって山口の車に便乗していく。しかし住所を調べてみて、彼女の家がまるで反対方向であることがわかる。その後、彼女は家にまで押しかけてくる。山口は、彼女を教師としての良心からはねつけるが、その誘惑との葛藤は続いていた。あくる日、さえない年上の同僚に言い寄られた山口は、女の欲望にいいようのない嫌悪感を抱えたまま帰宅する。雨のなか、玄関の前には佐藤奈美が待っていた…(第1話) ●本巻の特徴/子どもの頃にしかもてないピュアな心を失いつつある感覚。はるか昔に思春期の過ぎ去ってしまったそんな感覚を、思春期の少女たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神城冥†
24
人は誰しも知らないうちに、自分の居場所や温もりを探しているのだと思う。「せんせい」確かに、学生時代って先生に憧れたりするよねーと思う作品。私も教師っていう職業は好きだ。だが、私の時はあいにく素敵な先生はいなかったのだが(笑)「反コギト」小説家の職場というものに憧れる。話を紡ぎだす時間をジーッとと眺めていたい衝動に駆られる。しかし、切ない。北黒さんが「抱きしめてくれるなら」の退二さんに似ていて少し胸キュン。「なつかしのメロディ」昔の曲を聴くと、当時のことを思い出したりするよね。それが切ない思い出でも。2016/01/10
Porco
10
全8巻読了。6巻と7巻が好みでした。2019/08/02
むきめい(規制)
7
こういう切ない感じ好き。2016/11/13
星落秋風五丈原
5
少女のわけのわからない所なんかをよくとらえてる。2017/12/30
5
4
詩的な描写が傷付きやすい年代にハッとするほど合う。幸福なだけではない、でも何かしらの意味を孕んだ性交。2015/07/14