ビッグコミックス<br> MONSTER 〈8〉 名なしのヒーロー

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ビッグコミックス
MONSTER 〈8〉 名なしのヒーロー

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  • サイズ コミック判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784091836588
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

人の命を助けるはずのメスが、怪物を産み出すことになろうとは!! 激動のヨーロッパを舞台にした、戦慄のサイコ・サスペンスいよいよ発進。

▼第1話/立証可能▼第2話/パーティーのあと▼第3話/聖域▼第4話/子どもの情景▼第5話/人類の財産▼第6話/闇の果て▼第7話/光を当てろ▼第8話/私はテンマ▼第9話/名なしのヒーロー●登場人物/天馬賢三(元脳神経外科医。無実の罪に追われながら“ヨハン”を追う)、ヨハン・リーベルト(ミュンヘン大学生。テンマが命を助けた双子の兄)、ニナ・フォルトナー(“ヨハン”の双子の妹で、兄を抹殺しようとしている) ●あらすじ/身柄拘束寸前だったテンマを逃がす手助けをしたのではないかと、Dr.ギーレンにルンゲ警部は詰め寄った。警部はそこで「テンマは犯人ではない。事実を見つめなさい」とDr.ギーレンに言われる。その言葉に素直に納得したかのように見えたルンゲ警部だったが……(第1話)。▼ミュンヘンでは事故か自殺かもわからない、子どもの転落死が相次いでいた。実は、それはヨハンが子どもたちに教えた危険な遊びの犠牲者たちだった。そのなかで奇跡的に助かった一人の子どもが言った。“ヨハンはもっとすごい遊びをしているのだ”と……(第4話)。 ●本巻の特徴/大富豪、シューバルトの貴重な蔵書がミュンヘン大学の図書館に寄贈されることになり、その記念に盛

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

150
ヨハンを追い詰めつつありそうなのに、なかなか追い詰められないもどかしさを感じた。あと作中に出てきた日本人が日本人し過ぎな感があった。2016/03/21

Y2K☮

35
一冊の本との接点がもたらす急展開。でもこの巻のハイライトはモグリの医師の卵とテンマの邂逅だろう。患者の命を救うことは己にも他者にも光を当てるが、狙撃して人の命を奪うことは標的も自分も闇に沈めてしまう。相反するミッションに同時に挑める矛盾性と非合理こそ人間の証、と云えなくもないが、テンマも又ヨハンと同じ孤独な怪物なのだろう。義務でもないのに、どうしてここまで。そしてヨハンも邪魔者であるテンマに手を出さない。撃たれるのを待っているかの様に。哀しい繋がり。テンマは気付いてないけど彼らは互いが唯一の理解者なのだ。2017/11/09

眠る山猫屋

20
再読。神様がテンマを止めようとしているのか。ヨハンの魔力は混迷化、ルンゲ警部のすれすれの狂気。ヨハンの慟哭は、何を意味するのだろう。そして、テンマ。静かに覚悟が固まってきているようで、怖い。そしてロベルト、今回はひとつ、良いことをしたね。赤いヒンデンブルグを撃墜ありがとう。2016/06/22

十六夜(いざよい)

16
身柄拘束寸前だったテンマを逃がす手助けをしたのではないかと、ギーレンに詰め寄ったルンゲだったが「事実を見つめろ」とギーレンに諭されてしまう。頑なにヨハンの存在を認めないルンゲ。テンマに固執するあまり、自分の娘や孫さえ放置して、一体何がしたいんだろ。本当に有能な刑事なのか?ヨハンが子供たちを危険な遊びに巻き込む意図は?2016/07/15

kagetrasama-aoi(葵・橘)

16
MONSTER 第八巻。この巻はベトナム系の移民の少女とのエピソードが如何にもDr.テンマらしい!ほんと、性が善な人物なんだなぁ……と。ロッテ・フランクの恋愛譚は一服の清涼剤ですね。あと少年の「選ばれた者発言」、ヨハンの影が濃くなってきて気持ちが粟立ちます。絵本のエピソードが初出、どう展開していくのか凄く気になります。サイド・ストーリィ的なエピソードが多い巻でしたが、方向が示されたように思いました。2019/04/11

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