出版社内容情報
バンタムズのスカウト部部長・小川完太郎、通称サッチモはチームの最下位確定で首になるどころか、監督になってしまう。野球を愛する気持ちは誰にも負けないサッチモが、持てるすべてを賭けて戦いに挑む。
▼第1話/最下位確定肩たたき▼第2話/初采配▼第3話/ズックを脱がせろ▼第4話/ラストファイト▼第5話/ニハッ▼第6話/サヨナラゲーム▼第7話/平成7年のキャッチボール▼第8話/琴線トレード▼第9話/三億の逸材▼第10話/監督賞●登場人物/小川完太郎<サッチモ>(浦安バンタムズ・スカウト部部長)、一平(小川の部下)●あらすじ/浦安バンタムズのスカウト部部長・小川完太郎(サッチモ)は甲子園が終わって新生チームとなった高校野球の秋季大会を見て回っていた。昨年、一昨年の覇者であったバンタムズだが、今年はペナントレース終盤で最下位争いをしている始末。そのうえ、オーナーは野球よりもサッカーに興味を持っている。となればリストラかと覚悟した次の日、至急本社へ戻るように連絡が入る。オーナーの部屋に呼ばれた小川は、解任された森田監督の変わりに、暫定監督として残り試合を消化するように依頼される(第1話)。▼監督として始めての試合でまったく動きを見せず、打たれるエースを変えることさえしなかった小川に、オーナーだけでなく熱狂的バンタムズファンまでもが怒りをぶつけるのだった(第2話)。●本巻の特徴/バンタムズに捕手として入団しながら、5