ビッグコミックス<br> ありがとう 〈3〉 母が解放される

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ビッグコミックス
ありがとう 〈3〉 母が解放される

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  • サイズ コミック判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784091835031
  • Cコード C9979

出版社内容情報

長い単身赴任生活を終えた父が帰ってみると、平凡なはずの家庭は崩壊していた。母はアルコール依存症、姉はクスリ漬けでセックス三昧…。たったひとりまともに見えた妹を頼りに父の「幸せな家庭」復興計画が始まる!

▼第24話/連れ戻す▼第25話/部屋にこもる▼第26話/子供を殺して、自分も死ぬ▼第27話/妹は学校へ行く▼第28話/屋上にのぼる▼第29話/赤いクツを買う▼第30話/母は買物へ行く▼第31話/母が解放される▼第32話/説明を受ける▼第33話/彼らとともに眠る▼第34話/昌子が再びパニックに陥る▼第35話/お茶を飲む●登場人物/鈴木貴子(鈴木家の次女。中学生)、鈴木昌子(鈴木家の長女。私立の女子高生。だが、登校拒否で学校を休んでいる)、鈴木一郎(貴子・昌子の父。会社では課長だったが、突然解雇され現在はファミリーレストラン「死んだ牛」店長)●あらすじ/自分の猥せつな写真が雑誌に掲載された貴子は、学校で噂の的だった。クラスメイトのうるさい視線から逃れるように貴子は屋上にのぼる(第27話)。そこで貴子はムシ君に出会うのだった(第28話)。▼母のようすがおかしい。赤い靴を買ってきたかと思えば、花束を買ってみたり、化粧までするようになった。「男ができたんだ」とムシ君はいうのだが…(第29話)。母の奇行に疑いを持ち出した貴子はムシ君を連れ添って、母親の尾行を開始する(第30話)。母が勝手に定期預金を解約していたことを銀行の人に知らされた父と昌子。ちょう

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃりんこママ

35
私が山本直樹を「蛮行作家」だと言うのは、淫行場面を女性や若輩にも読ませてしまう画力があるからだ。市井の目線で金と色欲の現実を暴き立てるから、見ない訳にもいかない。中学生の貴子が父親に自分の性遍歴を激白するシーンは圧巻。次に父親の支配下にあった母親が「自己啓発」を謳うアヤシイ組織に入ってしまうが…自己確立の未熟な人間が、いかに騙され取り込まれて行くか、解り易い。サリン事件の前の作品であることをお忘れなく。2014/09/09

dokata

2
全部忘れて前向きに生きようとしていたお姉ちゃんを肯定していたお父さんがニコニコなんちゃらを否定する。2014/05/22

ミスター

1
親父は新興宗教にのめり込む嫁が許せない。なぜ許せないかと言えば、親父は自分が過去の男になることを拒否しているからだ。そもそも親父の愚かしさの大概はそこからきていると思う。自分が過去の人、忘れられた人になることを拒否している。だから娘の名前を間違える自分には目を向けないのだ。2020/04/22

烏鳥鷏

0
始まりはどん底だがどんどん希望に向かう話なのかと思ったら、なんかまた不穏に。宗教団体の人、ひょっとしていい奴かと思ってしまった自分はへんな人に騙されやすそうだ2013/01/29

かやま

0
母の解放のシーンは見覚えがあるなあ。初めて読むはずなんだけど。2009/11/17

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