出版社内容情報
俺は正義の味方!？ 善良な市民のために日夜働くときもある。バンドで成功するまでの、ほんの腰掛けで交番勤務の警察官をやっている男、山下くんが、その気もないのにひょんなきっかけから活躍する。他に自薦短編４本を収録。
▼第１話／Ｓｉｎｇｉｎｇ Ｐｏｌｉｃｅｍａｎ▼第２話／Ｒｕｎｎｉｎｇ Ｐｏｌｉｃｅｍａｎ▼第３話／Ｓｈｏｕｔｉｎｇ Ｐｏｌｉｃｅｍａｎ▼第４話／Ｆｉｇｈｔｉｎｇ Ｐｏｌｉｃｅｍａｎ▼第５話／Ｊｕｍｐｉｎｇ Ｐｏｌｉｃｅｍａｎ▼第６話／Ｆｌｙｉｎｇ Ｐｏｌｉｃｅｍａｎ▼第７話／Ｓｗｉｍｍｉｎｇ Ｐｏｌｉｃｅｍａｎ[浦沢直樹自選短編集]▼第８話／放課後コネクション▼第９話／夜の空腹者たち▼第10話／さよならＭｒ.バニー▼第11話／大正探偵●登場人物／山下（バンドで有名になるまでの、ほんの腰掛けで交番勤務の警察官をやっている若者）、水原（山下と同じ所轄の婦人警官。山下に想いを寄せる。／踊る警官)、畠山（おじいちゃんの山で松茸を探す小学生。／放課後コネクション)、ボウヤ（入院中の若者。／夜の空腹者たち)、バニーさん（うさぎの縫いぐるみを着た指名手配中の銀行強盗犯。／さよならＭｒ.バニー)、桃山（帝大法科の６年生。探偵業もしている。／大正探偵)●あらすじ／飲酒運転を見逃してやる代わりに、自分のライブのチケットを売り付けている警官がいた。彼の名は山下。バンドでの成功を夢見る彼には、警官なんて仕事は腰掛けでしかないのだった。そんな時禁
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のんの
2
浦沢直樹の短編漫画。夢印の方は合わなかったんだけど、こっちは面白かった。古い作品だけど、浦沢直樹って感じがしたわ。テンポもいいし、他の古い短編というか１話完結物を読みたくなる。2023/12/07
まんまるプーさん
2
浦沢直樹初期？の「踊る警官」+短編集です。「踊る警官」はロックバンドをやっている元ヤンキーで軟派な警官が事件を解決してゆく人情コメディー。病床の老人のマツタケの採れる山を舞台に起こる珍事「放課後コネクション」。夜鳴きラーメンを巡る、病院の患者と看護師達の攻防「夜の空腹者」。着ぐるみのウサギがデパートの人質事件を解決する「さよならMr.バニー」。学生探偵が財閥の娘の誘拐事件に奔走する「大正探偵」。どれもホノボノとした秀作。とにかく絵がうまい！2017/08/09
海藍
2
浦沢さん初の連載を掲載。他に短編４話も収録。 簡単に読めるのに面白い。不良上がりの成り行きで警察官になったために、イレギュラーな行動が多く、そこが面白さにつながる。 短編では「さよならMr.バニー」がよかった。2013/01/09
大臣ぐサン
2
最近の浦沢直樹はシリアス路線の物が多いけど、初期のテンポのいい漫画のほうが個人的には好きだ。こういう感じの漫画また描いてくれないかな。2012/11/30
watausa
2
簡単に読める。そして楽しめる。漫画の一つの形がここにあると思う。2012/03/21
